ジョーダン氏のバスケットシューズが２９億ウォンで落札、スニーカーでは最高額

「バスケットボール皇帝」マイケル・ジョーダン氏が１９９８年の米プロバスケットボール（ＮＢＡ）ファイナルで着用してプレーしたバスケットボールシューズ（写真）がスニーカーの競売では過去最高額で売れた。

１１日（現地時間）、米紙ウォールストリートジャーナルなどによると、１９９７～１９９８年シーズンのＮＢＡファイナル第２戦でジョーダン氏が着用したバスケットシューズ「ナイキ・エアジョーダン１３」が同日、競売大手サザビーズで２２０万ドル（約２９億ウォン）で落札された。これまでスニーカーの過去最高額での落札は、２０２１年競売に出された世界的なラッパー、カニエ・ウェストのスニーカーで１８０万ドルだった。

今回のオークションに出品された「エアジョーダン１３」は１９９７～１９９８年シーズンのＮＢＡファイナル第２戦が終わり、敵地ユタ・ジャズのスタジアムのロッカールームを担当するボールボーイにサインして渡したものだった。このボールボーイが試合前日になくした自分のユニフォームを見つけてくれたことに対する感謝のプレゼントだった。ジョーダン氏はこの試合で３７得点を挙げ、チームの勝利を導いた。

その後、ボールボーイはこのシューズを他の人に売った。ただ、今回の競売にシューズを出品した人と買い入れた人は公開されなかった。サザビーズ側は「まるでジョーダン氏が昨日脱いだ靴のように新品のような状態」と紹介した。

ウォールストリートジャーナルは、今回の落札価格が引退して２０年が過ぎた今も、ジョーダン氏が大衆に根強い人気を博していることを示していると説明した。ジョーダン氏が１９９７～１９９８年シーズンのＮＢＡファイナル第１戦で着たシカゴ・ブルズのユニフォームは昨年１０１０万ドル（約１４１億ウォン）で売れた。


イ・チョンア記者 clearlee@donga.com