金正恩氏の隣の「モザイク男」、戦術核運用部隊長か

北朝鮮が先月２０日、金正恩（キム・ジョンウン）総書記の模擬核弾頭発射訓練の視察の写真を公開し、モザイク処理した軍服姿の男性について、国家情報院（国情院）が「戦術核部隊の運用を指揮する連合部隊長の可能性がある」と指摘した。

２日、与党「国民の力」の劉相凡（ユ・サンボム）議員室によると、国情院は劉議員室に提出した資料で、北朝鮮がモザイク処理した男性についてこのように分析した。国情院は、この男性が中将の階級を付け、正恩氏を至近距離で補佐し、北朝鮮軍の指揮官が携帯するクロスバック型の革の鞄を持っていることなどを根拠に、戦術核部隊の連合部隊長である可能性があると判断した。国情院は、「モザイクで身元が分からないようにしたのは、（対北朝鮮）制裁対象に指定される可能性を意識したとみられる」とし、「過去にも正恩氏の『重要兵器システム生産軍需工場」訪問報道の際、管理人や正恩氏の随行工場関係者３人をモザイク処理した前例がある」と話した。


イ・サンホン記者 dapaper@donga.com