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バイデン氏支持率が11ヵ月ぶりの高水準、4月にも再選出馬を宣言か

バイデン氏支持率が11ヵ月ぶりの高水準、4月にも再選出馬を宣言か

Posted February. 24, 2023 08:48,   

Updated February. 24, 2023 08:48

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バイデン米大統領の支持率が昨年3月以来11カ月ぶりの高水準となった。支持率上昇を追い風に、バイデン氏が早ければ4月にも来年の大統領選挙への出馬を宣言するという見通しも出ている。ただ、野党共和党の大統領選候補であるトランプ前大統領、フロリダ州知事のロン・デサンティス氏は、バイデン大統領のウクライナへのサプライズ訪問や外交政策を批判した。

米公共放送のNPRとPBS、世論調査会社マリストが22日(現地時間)に公開した調査によると、回答者の46%は「大統領を支持する」と答えた。昨年3月(47%)以来最も高い。バイデン氏の支持率は昨年7月に36%まで下落していた。今回の調査は13~16日、1352人が参加し、標本誤差は±3.3ポイント。バイデン氏の20日のウクライナ「サプライズ訪問」の結果は反映されなかった。

特に、与党民主党支持層の88%は「大統領を支持する」と答えた。民主党寄りの無党派有権者のうち、「バイデン大統領以外の候補を好む」という回答も中間選挙が行われた昨年11月の54%から45%に減少した。NPRは、中間選挙での民主党の善戦、再選出馬が近づいていることによる伝統的支持層の結集などが支持率上昇につながったと分析した。

政治メディア「ポリティコ」は同日、バイデン氏が早ければ4月にも再選への挑戦を宣言すると予想した。バイデン氏は20年の大統領選挙でも1年前の19年4月に出馬を宣言した。オバマ元大統領、クリントン元大統領など民主党所属で政権続投に成功した大統領も選挙前年の4月に出馬を宣言したと説明した。

ただ、バイデン氏が副大統領時代に機密文書を不適切に扱ったという疑惑、息子のハンター氏をめぐる各種スキャンダルなどの悪材料はまだ解消されていない。特に、中間選挙で下院多数派になった共和党が2つの事案に対する大々的な調査を表明したため、現職大統領の利点を最大限に享受し、出馬宣言を急ぐ必要はないという反論も出ている。

共和党の大統領候補者たちは、ウクライナの首都キーウ(キエフ)で追加支援を公式化したバイデン氏に対して、「戦争狂」、「白紙小切手政策」などと攻撃した。トランプ氏は22日、ツイッターを通じて、「戦争狂と世界主義者が終わりのない戦争で利益を得ている。数十年間、米国の外交政策を台無しにした腐敗した世界主義の既得権益層を除去しなければならない」と述べた。デサンティス氏もフォックステレビに、「明確な目標が見つからない白紙小切手政策を使っている」と支援中止を求めた。


ユン・ダビン記者 empty@donga.com