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今年の四字熟語「過而不改」

Posted December. 12, 2022 09:08,   

Updated December. 12, 2022 09:08

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全国の大学教授が、今年の韓国社会を表現する四字熟語に「過而不改」を挙げた。「過ちを犯しながら改めない」という意味だ。

11日、教授新聞によると、全国の大学教授935人にアンケート調査した結果、50.9%(476人)が「過而不改」を今年の四字熟語1位に選んだ。これは、『論語・衛霊公篇』に登場する「過而不改 是謂過矣」という孔子の言葉だ。「過ちを犯した後にそれを改めなければ、本当の過ちである」という意味だ。

過而不改を推薦した驪州(ヨジュ)大のパク・ヒョンモ教授(セジョンリーダーシップ研究所長)は、「与党と野党を問わず、過ちが明らかになっても、『前政権はもっと誤っていた』とか『大統領のせい』と言って改めようとしない」とし、「梨泰院(イテウォン)雑踏事故のような後進国型事故が発生しても責任を負う政治家が現れない」と話した。

教授らは、韓国政治の後進性や小人輩の政治を批判した。ある教授は、「過ちを犯しても後悔と改善のない現実に悲痛な思いだ」と話した。別の教授は、「陣営間の理念対立が激しいため、自分の過ちを認めた瞬間に敗北者になるという強迫にかられ、ひとまず言い張るという風潮が蔓延している」と指摘した。

2位は「欲蓋彌彰」(14.7%)。「隠そうとすればするほど露呈する」という意味の故事成語だ。孔子の『春秋』を魯の左丘明が解説した本『左氏伝』に出てくる。これも、梨泰院雑踏事故の措置などで責任を負わずに隠そうとする政府と政界の姿を批判したものとみられる。3位は「累卵之危」(13.8%)で、卵を積み重ねたような不安定で危ない状態を意味する。教授新聞は2001年から毎年、社会像を表現する四字熟語を選定して発表している。


チョ・ユラ記者 jyr0101@donga.com