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「中国が東シナ海で日本の主権を侵害」 岸田首相が中国を名指しで批判

「中国が東シナ海で日本の主権を侵害」 岸田首相が中国を名指しで批判

Posted November. 15, 2022 09:56,   

Updated November. 15, 2022 09:56

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日本の岸田文雄首相(写真)が国際会議で異例にも、日本の主権を侵害しているとして中国を名指しで批判した。

14日、NHKなど日本メディアによると、岸田氏は前日、カンボジアで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)東アジア首脳会議で、「東シナ海で中国による日本の主権を侵害する活動が継続・強化されている。南シナ海でも軍事化や威圧的な活動など地域の緊張を高める行為が続いている」と懸念を示した。

岸田氏は、中国が8月に発射したミサイルが、台湾本土の上空を横切り、日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したことについても、「台湾海峡の平和と安定も地域の安全保障に直結する重要な問題だ」と強調した。

ただし、日本は日中首脳会談を推進するなど中国との対話にも乗り出した。岸田氏は記者団に、「日中の間には可能性があるとともに課題や懸案もある」とし、「主張すべきは主張し、責任ある行動を求める」と述べた。

米ブルームバーグ通信などは13日(現地時間)、米中対立、ロシアのウクライナ侵攻などで主要20ヵ国・地域首脳会議(G20サミット)に分裂が生じ、カンボジア・プノンペンで開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に続き、インドネシア・バリで開かれるG20サミットでも共同声明の採択が難航する可能性があると報じた。

ロシアのプーチン大統領に代わってASEANとG20サミットに出席しているロシアのラブロフ外相は、ASEAN会議の共同声明が出されなかったことについて、米国などからウクライナ情勢を巡り「全く容認できない言葉があった」と主張した。同通信によると、ロシアはウクライナ「戦争」ではなく「特別軍事作戦」という表現にこだわったという。


東京=イ・サンフン特派員 シン・アヒョン記者 sanghun@donga.com · abro@donga.com