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「無戸籍」の尹東柱と洪範圖に大韓民国の戸籍を付与

「無戸籍」の尹東柱と洪範圖に大韓民国の戸籍を付与

Posted July. 12, 2022 09:07,   

Updated July. 12, 2022 09:07

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抵抗詩人の尹東柱(ユン・ドンジュ)志士をはじめ、直系子孫のいない無籍独立有功者156人に大韓民国の国籍が付与される。国家報勲処(報勲処)は11日、尹志士と張仁煥(チャン・インファン)義士、洪範圖(ホン・ボムド)将軍、宋夢奎(ソン・モンギュ)志士など、無戸籍の独立有功者156人の家族関係登録簿の創設を推進すると発表した。

報勲処は、「独立記念館路1」を旧戸籍法の本籍に当たる登録基準地として付与する予定だ。独立記念館路1は、独立記念館の住所だ。

独立有功者の礼遇に関する法律の改正後、申采浩(シン・チェホ)と李相卨(イ・サンソル)など、独立有功者73人の直系子孫からの申請を受け、政府は家族関係登録簿の創設を支援したが、政府が職権で、直系子孫のいない無戸籍独立有功者の家族関係登録簿を創設するのは今回が初めてだ。

今回、家族関係登録簿を創設しようとする無戸籍独立有功者156人は、日本による植民地時代における朝鮮民事令の制定(1912年)以前に国外に移住や、独立運動をしていたところ、光復(クァンボク=独立)以前に死亡して、大韓民国の公的書類上の籍を一度も持つことができなかった。

これに先立って、報勲処は、公的全数調査の過程で、独立有功者の原籍および除籍、遺族の存在有無、生没年月日、出生および死亡場所など、独立有功者の身元情報を一つ一つ確認し、事実関係に合わせて訂正する作業を経て創設対象者を選んだ。登録基準地(独立記念館路1)は、光復会をはじめ、独立運動関連団体や記念事業会、西大門(ソデムン)刑務所など、関連機関の意見をもとに決定した。報勲処は、今年の光復節以前に尹志士など156人の大韓民国の家族関係登録簿が創設されるよう、ソウル家庭裁判所と緊密に協議する予定だ。

報勲処の朴敏植(パク・ミンシク)処長は、「祖国独立のために犠牲と献身の人生を生きてきた方々を、国が最後まで責任を負う『一流報勲』の象徴的措置だ」と強調した。


申圭鎭 newjin@donga.com