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プロバスケ・ガス公社がフィリピン代表を獲得、韓国リーグ初

プロバスケ・ガス公社がフィリピン代表を獲得、韓国リーグ初

Posted June. 09, 2022 09:30,   

Updated June. 09, 2022 09:30

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フィリピン選手が国内プロバスケットボールの舞台を踏む。

プロバスケットボールの韓国ガス公社が8日、「アジアクォーターを使ってフィリピン代表のサム・ジョせフ・ベランジェル(23=175センチ)を獲得した。契約期間は2年」と発表した。フィリピン選手が国内プロバスケットボールでプレーするのは1997年のリーグ創設以来初めて。

韓国プロバスケットボールは外国人選手をチーム当り2人まで認めているが、アジア選手に限ってもう1人の外国人選手を認める「アジアクォーター」枠を2020~2021シーズンから導入した。昨季までは日本人選手だけがアジアクォーターの対象だったが、10月に開幕する2022~2023シーズンからフィリピン選手まで含まれた。中村太地(25)がアジアクォーター1号でDBと契約し、昨季まで2年間プレーした。

ガードのベランジェルは、大学を卒業したばかりの選手でプロ経験はない。しかしバスケットボールが国技同様のフィリピンで、大学時代から早くも代表に選ばれた。昨年6月、国際バスケットボール連盟(FIBA)アジアカップの韓国戦では、78-78で拮抗した第4クォーター終了直前に3ポイントシュートを決め、フィリピンに勝利をもたらした経緯がある。父親もバスケ選手出身だ。日本と台湾のチームもベランジェルの争奪戦に参入したが、本人が韓国リーグを選んだ。ベランジェルは7日、CNNとのインタビューで「韓国バスケットボールと韓国文化を知る良い機会だったので、韓国行きを決めた」と話した。

ユ・ドフン韓国ガス公社監督はベランジェルについて「味方の攻撃を上手く生かし、行き詰った時は自分が直接解決する能力も備えた攻撃型ガード」とし、「身長は少し低い方だが、体当たりの激しいフィリピンのバスケットボールで幼い時から適応してきたため、あんまり心配はない」と話した。ベランジェルは17日と18日に安養(アンヤン)で開かれる韓国対フィリピンの親善試合に参加した後、韓国ガス公社に合流する予定だ。

三星(サムスン)とLGなどもフィリピン選手の獲得を近く発表するものとみられる。ガード戦力が比較的安定している両チームは、フォワードポジションでフィリピン選手の獲得を進めているという。


金培中 wanted@donga.com