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「シュートチャンスに孫興民が見えて打てなかった」仲間たちが支えた孫興民の得点王

「シュートチャンスに孫興民が見えて打てなかった」仲間たちが支えた孫興民の得点王

Posted May. 24, 2022 09:10,   

Updated May. 24, 2022 09:10

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「シュートする機会があったが、(ゴール前に)孫興民が見えた。そこで僕がシュートを打ってはいけないと思った」

トッテナム・ホットスパーの孫興民(ソン・フンミン=30)のチームメイトであるデヤン・クルゼフスキ(22)は23日、ノリッジ・シティとのイングランド・プレミアリーグ(EPL)最終節で5-0の勝利を収めた後、「俺たちは皆、孫興民がゴールデンブーツ(得点王)を獲得できてとても嬉しい」と話した。スウェーデン出身のMFクルゼフスキは同日、試合後半16分に空いている相手ゴールポストの右前でシュートを打つかどうか迷っている様子を見せた。結局、ゴール前にいた孫興民を見つけてパスしようとして倒れた。しかし孫興民は、クルゼフスキのパスをゴールにつなげることができなかった。同日午前、インターネットではこの場面が話題になったが、クルゼフスキは相手のゴールが空いていたにもかかわらず、なぜ自らシュートしなかったのかを説明したのだ。

この日の試合ではトッテナム選手たちが孫興民の得点王獲得を手伝おうとする姿が何度もカメラに撮られた。「孫興民の相棒」ハリー・ケイン(29)は、相手ペナルティーエリア付近でパスを待つ同僚がいたにもかかわらず、孫興民がいるところを探す姿が数回あった。ケインは試合終了後、インスタグラムに「おめでとう。孫興民は得点王になる資格が十分だ。今季にクラスを異にする姿を見せた」と書き、孫興民のゴールデンブーツを一緒に持っている写真を投稿した。

孫興民は、チームメイトたちのこのような支援を意識したように「最初のゴールを決めるまで良い得点機会を逃して本当に挫折した」とし「同僚たちに『簡単なシュートは全部逃して、難しいシュートだけを決めたよ』と言ってあげた」と話した。試合後、ロッカールームで同僚たちの祝福の水をかけられた孫興民は「一緒に作った、信じられないこのファンタ―スティックなシーズンがありがたい」と語った。

トッテナムのアントニオ・コンテ監督(52)は、「孫興民コンパニオン」を務めてくれた選手たちに感謝の意を表した。コンテ監督は、「孫興民は2ゴールを決めたが、チームのメンバーたちが孫興民のために多くの努力をしたことを強調したい」とし、「彼を得点王にしようと頑張ってくれたことに本当に感謝する」と話した。


金東昱 creating@donga.com