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尹次期大統領の親書をホワイトハウスに伝達、「米戦略兵器の韓半島展開を協議」

尹次期大統領の親書をホワイトハウスに伝達、「米戦略兵器の韓半島展開を協議」

Posted April. 07, 2022 08:56,   

Updated April. 07, 2022 08:56

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領の韓米政策協議代表団は5日(現地時間)、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)に会って、核兵器の搭載が可能な空母と戦略爆撃機などの米国の戦略兵器の韓半島への配備を議論したと明らかにした。核の脅威を強めている北朝鮮に対応して、文在寅(ムン・ジェイン)政府になって縮小した米戦略兵器の韓半島における展開を、新政府で拡大する動きが本格化したのだ。

代表団の朴振(パク・ジン)団長は同日、「北朝鮮の核とミサイル開発が韓半島はもとより域内の安全保障を脅かすという認識を共有した」とし、「拡大抑止の強化と韓米連合の防衛力が非常に重要だという話をした」と説明した。朴氏は、「戦略兵器の展開問題も協議した」とし、「戦略兵器の展開は拡大抑止の強化の重要要素」と強調した。

米戦略兵器の韓半島における展開は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記が最も恐れる軍事対応とされる。米国は2017年9月、北朝鮮の6回目の核実験直後、核兵器を搭載できるB1B戦略爆撃機を北方限界線(NLL)北側150キロまで北上させ、北朝鮮を牽制した。しかし、米朝対話の局面で、韓米合同軍事演習と共に戦略兵器の韓半島での展開も縮小された。

代表団は同日、バイデン米大統領への尹氏の親書もサリバン氏に伝えた。親書には、韓米が北朝鮮の核、経済、安全保障をはじめとする新たな挑戦に共同で対応するために韓米同盟を包括的戦略同盟に一段階高めて対処していこうというメッセージが含まれたと、代表団は明らかにした。

朴氏は、「サリバン氏と新政府発足後に韓米首脳会談を早期に行う必要性についても意見を交わした」とし、「韓米首脳会談が実現すれば、同盟強化に重要な内容を含めようと話した」と伝えた。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com