Go to contents

11人のPK戦制す、リバプールがチェルシー下しカラバオ杯制覇

11人のPK戦制す、リバプールがチェルシー下しカラバオ杯制覇

Posted March. 01, 2022 09:10,   

Updated March. 01, 2022 09:10

한국어

控えGKがリバプールに優勝をもたらした。

リバプールは28日、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われたチェルシーとの今季イングランド・カラバオカップ(リーグカップ)決勝で、延長戦まで0-0で引き分け、PK戦にもつれ込んだ激闘の末、11-10で勝利した。リバプールは2011~2012シーズン以降10年ぶりにリーグカップ優勝を果たした。また、同大会で通算9度目の優勝を飾り、マンチェスター・シティ(優勝8回)を抜いて歴代最多優勝チームになった。リバプールのユルゲン・クロップ監督は指揮官として10回目の優勝トロフィ(ドルトムントで5回、リバプールで5回)を掲げた。

両チームは序盤からシュートを打ち合い、ゴールを狙った。しかし、後半終了ホイッスルが鳴るまで、どのチームもゴールネットを揺らすことはできなかった。延長戦でもバランスを崩せなかった両チームはPK戦に突入。PK戦に先立ってチェルシーは、GKをケパ・アリサバラガ(27)に交代させた。両チームからそれぞれ10人のキッカー全員がゴールを決め、10-10になった。最後のキッカーとしてGKが出た。

リバプールのクィービーン・ケレハー(23)が先にシュートを成功させた。続いてチェルシーの最後のキッカーを務めたアリサバラガは失敗し、そのまま試合終了。両チームから、実に11人全員がキッカーを務めたところで勝負はピリオドを打った。11-10は、歴代イングランドクラブ同士のPK戦で出た最多ゴール数だ。

同日、リバプールのゴールを守りながら勝負所で決定的なゴールを決めたケラハーは、レギュラーのアリソン・ベッカー(29)の代わりに先発出場した。終始、安定感のあるプレーで120分間チェルシーの攻撃を阻止した。ケラハーは、ユース時代にGKではなくFWとして嘱望された選手だった。1シーズンに20ゴール以上を決めた選手で、同日のPK戦でしっかりと以前の実力を披露した。

クロップ監督は試合後、「ケラハーはまだ若いが、とても落ち着いている。今日のPK戦はベテランも緊張する瞬間だった」とし、「練習でいい姿を見せたし、先発GKとして資格があった」と褒め称えた。


金東昱 creating@donga.com