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「韓国型ロケット」ヌリ号、6月15日に2回目の打ち上げ

「韓国型ロケット」ヌリ号、6月15日に2回目の打ち上げ

Posted February. 26, 2022 08:20,   

Updated February. 26, 2022 08:20

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「韓国型ロケット」ヌリ号の2回目の打ち上げ時期が、6月15日に暫定的に確定した。

科学技術情報通信部は、25日に開かれた「第40回宇宙開発振興実務委員会」で、ヌリ号の技術的補完措置案を確認し、こうした日程を確定したと発表した。2回目の打ち上げは、当初5月に予定されていたが、1カ月ほど延期された。打ち上げの予備日は6月16〜23日となっている。

ヌリ号は、1.5トン級の実用衛星を高度600〜800キロの地球低軌道に乗せるための3段型ロケットだ。75トン級の液体エンジン4基と1基で構成され、それぞれ300トンと75トンの推力を出す第1、第2段のエンジンと、7トン級の液体エンジン1基で構成される第3段のエンジンで構成される。昨年10月の1回目の打ち上げ(写真)の時は、3段エンジンの燃料が早めに燃焼したため、実際に衛星の代わりに積んでいった模写体を目標軌道に安着させることができなかった。

科学技術情報通信部の打ち上げ調査委員会は、3段の酸化剤タンクのヘリウムタンクの固定支持部が緩んだことが、失敗の原因だと結論付けた。その後、韓国航空宇宙研究院の研究チームと協力企業各社は、支持部と蓋に当たるマンホール蓋の構造を変更・補強するよう設計を変更した。

変更部分の製作が完了すれば、2回目の打ち上げのために昨年組み立てておいた3段部を解体後、再び組立てと機密試験などを経る予定だ。このような技術改善措置を反映するために、1カ月ほど追加期間がかかると予測され、打ち上げ時期も6月に延期された。


ソ・ドンジュン東亜サイエンス記者 bios@donga.com