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米国のディズニーテーマパークに黒人サンタ登場、1955年オープン以来初

米国のディズニーテーマパークに黒人サンタ登場、1955年オープン以来初

Posted November. 22, 2021 08:41,   

Updated November. 22, 2021 08:41

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世界最大を誇る米国のテーマパークであるディズニーランドに、66年ぶりに黒人サンタクロースが登場した。

19日(現地時間)、CNNなどによると、カリフォルニア州アナハイムのディズニーランドとフロリダ州レイクブエナビスタのウォルトディズニーワールドリゾートに設けられたクリスマスイベント会場に、黒人サンタクロースが現れた。口ひげ扮装に赤い服と帽子を着たサンタクロースは、訪問客と記念写真撮影をし、街頭パレードをした。

ディズニーランドに白人ではないサンタクロースが登場したのは、1955年に初のディズニーテーマパークができて以来のこと。ディズニーランドは、黒人サンタクロースを通じて、平等と多様性のメッセージを伝えようとしたとCNNは伝えた。ディズニー側のスポークスマンは、「サンタクロースは、全世界の様々な地域社会で多様な方式で表現される」とし、「今回のサンタクロースを通じて、私たちの周りの共同体の多様性を示したい」と述べた。

ディズニーランドは事前の広報や発表なしに、黒人サンタクロースを突然登場させ、入場者を驚かせた。とある入場者はツイッターに「わたしはついさっき、ウォルト・ディズニー・ワールドで初の黒人サンタを見た。感激の涙を流した」と書き込んだ。有名黒人インフルエンサーのビクトリア・ウェイドは、「これまでディズニーランドに黒人サンタがいるとは考えたことがない。自分と似たサンタを見ることができるということは、本当に意味深い」と明らかにした。

これまでサンタクロースは、主に白髪の白人男性として描かれてきた。しかし、最近になってサンタクロースに対する固定観念を破ろうとする試みが増えている。米国のアパレルブランド「オールドネイビー」は、「多くの民族と文化的背景の人々が、一緒にクリスマスの楽しさを分かち合えるようにしたい」と、サンタクロースを再解釈する「みんなのためのサンタ学校」イベントを開いた。米国の有名菓子ブランド「オレオ」は18日、黒人サンタクロースを主人公にしたテレビコマーシャルを披露し、注目を集めた。


シン・アヒョン記者 abro@donga.com