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日本「韓国戦争終戦宣言は時期尚早」、韓米日高官協議で表明

日本「韓国戦争終戦宣言は時期尚早」、韓米日高官協議で表明

Posted November. 08, 2021 09:01,   

Updated November. 08, 2021 09:01

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日本政府は休戦状態の韓国戦争の終戦宣言に対して「時期尚早」という立場を明らかにしたと、共同通信が6日付で報じた。韓国政府が推進する終戦宣言と関連して、日本政府の立場が伝えられたのは初めて。

同通信によると、先月19日(現地時間)、米ワシントンで北朝鮮に関する韓米日3国の高官協議の時、魯圭悳(ノ・ギュドク)外交部韓半島平和交渉本部長が文在寅(ムン・ジェイン)大統領の国連演説に基づいて終戦宣言の有用性を強調した。文大統領は9月21日、国連総会に出席し、韓国、北朝鮮、米国の3国または中国を含む4国が集まって韓半島での戦争が終了したことを宣言することを提案した。

魯氏の発言に対して、外務省の船越健裕アジア大洋州局長は、北朝鮮がミサイルの発射実験を繰り返していることを例に挙げ、「終戦宣言の推進は時期尚早」と難色を示した。米国務省のソン・キム北朝鮮担当特別代表は賛否を明確にしなかった。同通信は、終戦宣言に対して「3ヵ国の温度差が浮き彫りとなった」と伝えた。 

 

同通信は、北朝鮮がミサイル実験を繰り返し、北朝鮮の核と日本人拉致問題で解決への道筋が見えない中、融和ムードだけが拡大することを岸田政権が警戒していると伝えた。

また、日本は韓国戦争の当事国ではなく、韓半島問題で非核化優先の原則を堅持する考えだと伝えた。「特に、岸田政権は終戦宣言を先行すれば、最重要課題とする日本人拉致問題が解決しないまま置き去りにされかねないとの懸念がある」と同通信は報じた。


東京=パク・ヒョンジュン特派員 lovesong@donga.com