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「健康不安説」95歳の英エリザベス女王、城内で車を運転

「健康不安説」95歳の英エリザベス女王、城内で車を運転

Posted November. 03, 2021 08:35,   

Updated November. 03, 2021 08:35

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健康不安説が流れた英国のエリザベス女王(95)が、ロンドン郊外のウィンザー城の敷地内で車を運転する姿の写真が報じられた。「健康に異常ない」ということを強調する一種の政治的メッセージではないかとみられている。

1日、英紙ガーディアンなどによると、女王は同日、サングラスをかけ頭にはスカーフをまいて、緑色のジャガーを運転した。女王は普段から、愛犬の散歩で運転しているという。ロールスロイスとジャガーは英国を代表する有名自動車ブランド。英国の君主は主にロールスロイスに乗ったが、女王はジャガーを好むことで有名だ。

 

英国の主要メディアはこのニュースを一斉に報じ、「女王の外出はうれしい光景」と伝えた。それだけ最近、女王の健康が懸念されたためだ。女王は先月12日、ロンドンのウェストミンスター寺院での英国在郷軍人会の100周年記念行事に杖をついて現れた。同月20日には、ロンドンのある病院に入院して検診を受け、翌日に退院した。王室の主治医は先月29日、女王に2週間静養するよう勧めた。女王は31日に開幕した国連気候変動枠組み条約の第26回締約国会議(COP26)首脳会議など、すべての外部日程を取り消した。

王室側は「女王の健康に問題はない」と明らかにしたが、具体的に入院の理由や状態は公表しなかった。そのため論議が大きくなると、ジョンソン首相が先月30日、「女王と電話で話した。女王の状態は非常に良い」と火消しに出た。英ニュース専門チャンネル「スカイ・ニュース」は、「今回の運転だけでなく今後も女王の健康状態と活動が話題になるだろう」と伝えた。

 

女王は1日、COP26首脳会議へのビデオメッセージで、気候変動対策について「現在の私たちのためではなく、子どもたちや、その子どもたちのために」行動を示すべきだと呼びかけた。


金潤鍾 zozo@donga.com