Go to contents

テーマパークのように楽しい音楽祭、ソウル国際音楽祭が23日開幕

テーマパークのように楽しい音楽祭、ソウル国際音楽祭が23日開幕

Posted October. 19, 2021 08:58,   

Updated October. 19, 2021 08:58

한국어

「世界が以前の暮らしとは遊離した日常を送り、以前に当然のこととして享受してきたことがどれほど大切なことかを感じています」

今年13回目を迎えたソウル国際音楽祭(SIMF)のテーマは「テーマパーク」。先週、ソウル江南区(カンナムク)で開かれた記者懇談会で、リュ・ジェジュン芸術監督は、「家族や恋人とアトラクションを楽しむように、幸せの瞬間を取り戻せるという希望を見せたい」と話した。

23日にソウル芸術の殿堂のコンサートホールで開かれる開幕音楽会から30日の閉幕音楽会まで7つのコンサートが準備された。

国内の有名ソリストで構成されたSIMFオーケストラは、開幕音楽会「鐘の音」を担う。リュ氏が、ベートーベン「合唱交響曲」をモデルにした交響曲2番を演奏する。大規模なオーケストラと合唱、ソロ歌手5人が出演する大作だ。リュ氏は、「ロンドンでペストが荒れ狂い、すべての劇場が閉鎖した時、シェークスピアが書いた詩を歌詞にした」と説明した。フィンランドのサヴォンリンナ・オペラフェスティバルの芸術監督を務めたラルフ・ゴトーニ氏が指揮を務める。

24日にJCCアートセンターで開かれる新進音楽家の初代コンサートと26~28日にソウル芸術の殿堂で開かれる3つの室内楽シリーズに続き、30日には閉幕コンサート「回転木馬」がロッテコンサートホールで行われる。20代から79歳のフィンランドの代表チェリスト、アルト・ノラスまで12人のチェリストが出演し、今年生誕100年を迎えたタンゴの巨匠アストル・ピアソラの作品などを演奏する。

今年のソウル国際音楽祭は、紙を減らすキャンペーンをし、環境にやさしい公演を目指す。紙の広報物やプログラム本をなくし、オンラインのプログラム本に代え、舞台スクリーンに演奏曲の情報を提供する。1544-1542。


ユ・ユンジョン文化専門記者 gustav@donga.com