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LG化学とクーパンが「配送廃棄物リサイクル」で提携

LG化学とクーパンが「配送廃棄物リサイクル」で提携

Posted September. 10, 2021 08:23,   

Updated September. 10, 2021 08:23

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LG化学とクーパンが、物流センターで使われるプラスチック廃棄物をリサイクルするため、手を組んだ。LG化学は9日、ソウル松坡区(ソンパグ)のクーパン本社で両社の経営陣が出席し、「プラスチックリサイクルおよび資源好循環生態系構築」のための業務協約(MOU)を交わしたと発表した。

クーパンは、全国物流センターで捨てられるストレッチフィルムをLG化学に渡し、LG化学は包装材などで使用可能なリサイクル素材を作ってクーパンに供給する。ストレッチフィルムとは、積載した物が揺れないように固定するための物流包装用ビニールラップだ。全国のクーパン物流センターから、年間3000トン規模のフィルム廃棄物が出る。両社は6月から3カ月間、ストレッチフィルムの回収・リサイクルプロジェクトをテスト運営した結果、原料含量を最大60%まで維持しながらも、既存の製品品質と同等なリサイクルフィルムの開発に成功した。LG化学とクーパンは今後、エアキャップ緩衝材などの配送廃棄物も一緒に回収し、リサイクルする案に協力する。

一方、LG電子は今年から2030年まで、累積60万トンのリサイクルプラスチックを使用するという目標を立てたと発表した。LG電子はテレビ、モニター、洗濯機、冷蔵庫、エアコンなどの一部モデルの内蔵部品の原料にリサイクルプラスチックを使っている。


ホン・ソクホ記者 will@donga.com