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バイデン氏、CIAなどに「コロナ起源に関する追加調査」を指示

バイデン氏、CIAなどに「コロナ起源に関する追加調査」を指示

Posted May. 28, 2021 08:09,   

Updated May. 28, 2021 08:09

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新型コロナウイルスの起源をめぐって論議が続く中、バイデン米大統領が米情報機関の判断が交錯しているとして追加調査を指示した。

バイデン氏は26日、声明で、今年3月、新型コロナウイルスが動物からの感染なのか研究所からの流出なのか起源を分析するよう中央情報局(CIA)など情報機関に指示したと明らかにした。

バイデン氏は最近、これと関連した報告を受け、情報機関が明確な結論に至ることができなかったと説明した。情報機関のうち2ヵ所は動物起源説に、1ヵ所は研究所流出説に重きを置いているが、いずれも信頼度が低いか中程度と明らかにした。バイデン氏は明確な結論に近づけるよう分析を行い、90日以内に再び報告するよう情報機関に指示した。

米国が、結論が出なかった情報機関の活動を公開したのは異例。米ブルームバーグは、米国が中国の研究所流出の可能性を排除していないことがうかがえると分析した。バイデン氏は声明で、「中国に対し、完全かつ透明で証拠に基づいた国際調査に加わるよう求めるため、同じ考えをもつ世界の国々と協力する」と表明し、中国を圧迫した。

中国はこれに対して、米国が新型コロナウイルスの起源を政治化していると反発した。駐米中国大使館は27日、バイデン氏の声明には触れず、「ある種の政治勢力が新型コロナウイルスのパンデミックに対抗しなければならない緊急性を無視し、非難ゲームに没頭している」とホームページを通じて非難した。

世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスが中国の武漢ウイルス研究所から流出した可能性は低いという報告書を出したが、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが最近、武漢ウイルス研究所が流出源の可能性があると報道し、ウイルスの起源をめぐる論議が起こっている。


チョ・ユラ記者 jyr0101@donga.com