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米下院、保安検査を拒否した議員に罰金

Posted February. 04, 2021 09:34,   

Updated February. 04, 2021 09:34

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米下院が、議員も必ず保安検査台を通過して議会内の会議場に入場しなければならず、守らなければ罰金を科す議会規則を制定した。先月6日、前代未聞の連邦議会議事堂乱入事件を経験した後も一部議員は保安強化に不満を示し、警護員と摩擦を起こした。

米紙ワシントン・ポストなどによると、下院は2日、議員の会議場入場時、保安検査台の通過を義務づける規則を制定した。下院435人のうち426人が採決に参加し、賛成216、反対210だった。野党共和党では採決に参加した207人全員が反対した。与党民主党でも3人が反対した。

 

このため、検査台を通過しない議員は、初めての違反時は5千ドル(約550万ウォン)、2回目以降から1万ドルの罰金が科される。違反後90日までに納付しなければ、該当金額を議員給与から引かれる。

民主党のジム・マクガヴァン議員(マサチューセッツ州)は採決前の発言で、「保安検査台の通過を無視する議員はエリート主義的思考を持っている。規則は私たちにも同じように適用される。今は皆が共に行動しなければならない時」と強調した。しかし、共和党のトム・コール議員(オクラホマ州)は、「すべての議員に検査台通過を強制することは混乱だけを引き起こす」と対抗した。特に列をつくって並べば、新型コロナウイルス感染対策のためのソーシャルディスタンシングも守れないと指摘した。

下院は先月12日、会議場の入口に金属探知機を設置した。しかし、一部共和党議員は警護員にかばんを渡さなかったり、検査台を避けて会議場に直行した。一部議員は銃を持って議会に入場しようとして阻止され、騒ぎを起こした。


任寶美 bom@donga.com