Go to contents

裁判所、「リアルドールは風俗を害さない」と通関を許可

裁判所、「リアルドールは風俗を害さない」と通関を許可

Posted January. 26, 2021 08:18,   

Updated January. 26, 2021 08:18

한국어

成人女性をかたどったアダルトグッズ「リアルドール」の輸入を止めた税関の処分に対して裁判所が違法判断を下した。

ソウル行政裁判所行政5部(朴亮俊部長判事)は25日、アダルトグッズ輸入会社A社が金浦(キムポ)空港税関長を相手取って起こした輸入通関保留処分取消訴訟でA社に軍配を上げる判決を言い渡したと明らかにした。

裁判所は、「(リアルドールの)形が低俗で乱れた印象を与えるが、これを超えて人間の尊厳性と価値を深刻に毀損・歪曲したと言えるほどの露骨的な方法で性的部位や行為を赤裸々に表現もしくは描写したもとをは見受けられない」とし、「風俗を害する品物に当たると言えない」と言い渡した。

裁判所は、「成人の私的で隠密な使用を本来の目的としている性器具の輸入自体を禁止する法的根拠は見当たらない」と言い、「個人の私的で隠密な領域に対する国の介入は最小限に抑えられるべきであるという認識を前提にしたものだ」と説明した。

A社は昨年1月、中国からリアルドールを輸入し、金浦空港税関に申告した。金浦空港税関は、1ヵ月後にリアルドールが関税法に定めた「風俗を害する品目」に当たるとして輸入通関を保留した。


裵碩俊 eulius@donga.com