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ロシアの野党指導者がFSBの暗殺陰謀を暴露、電話内容を公開

ロシアの野党指導者がFSBの暗殺陰謀を暴露、電話内容を公開

Posted December. 23, 2020 08:15,   

Updated December. 23, 2020 08:15

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ロシアの野党指導者アレクセイ ナワリヌイ氏(44)が、身元を偽ってロシア連邦保安局(FSB)工作員に接触し、暗殺未遂事件の詳細を聞き出したと主張した。FSBがナワリヌイ氏の下着に毒物を入れて暗殺しようとしたという。

21日、ナワリヌイ氏は自身のユーチューブに動画を投稿し、英調査報道サイト「ベリングキャット」やドイツのニュース週刊誌「シュピーゲル」と共に自身を3年以上尾行してきたFSB工作員6~10人の身元を確認したと明らかにした。ナワリヌイ氏は、「ロシア国家安全保障会議(NSC)の高官と偽り、FSBのコンスタンティン・クドリャフツェフ氏と直接電話で話をした」とし、45分間の音声記録を公開した。

 

これによると、ナワリヌイ氏は、「暗殺作戦が失敗した理由を上部に報告しなければならない」と言って、クドリャフツェフ氏にどのような方法で神経剤ノビチョクを使ったのか尋ねた。「下着」という返答にナワリヌイ氏は「正確にどの部分か」と尋ねると、「内側、股だ」と答えた。

ナワリヌイ氏は8月20日、シベリア・トムスクからモスクワに向かう機内で、毒物中毒の症状を見せ、オムスクで緊急着陸し、病院に搬送された。クドリャフツェフ氏は、「もし飛行機が緊急着陸しなかったなら、結果は違っていただろう。予想できなかったことだ」と述べた。FSBは、ナワリヌイ氏の主張に反論した。ロシア国営タス通信によると、FSBの広報室は、「ナワリヌイ氏が公開した内容はFSBの名誉を傷つけるために計画された挑発」とし、「外国情報機関の組織的、技術的支援を受けたとみられる」と主張した。


李雪 snow@donga.com