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英に続き米国でもファイザーワクチンの副作用発生

英に続き米国でもファイザーワクチンの副作用発生

Posted December. 18, 2020 08:44,   

Updated December. 18, 2020 08:44

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ファイザーの新型コロナウイルスのワクチンを接種後、アレルギー反応を起こした事例が英国に続き米国でも2件出た。

16日、米紙ニューヨークタイムズによると、とある中年女性の医療陣が前日、アラスカ州バートレット地域の病院で接種してから10分後に顔と体に発疹ができ、呼吸困難を起こすなどの過敏反応を起こした。この女性は、「以前はアレルギー問題がなかった。もう一人は接種から10分後に目が腫れ、めまいがして救急治療室に運ばれ、1時間後に回復した。

ファイザーは、「保健当局と協力しており、関連内容について綿密に調べている」と明らかにした。ファイザーが先週公開した臨床資料によると、18〜55歳の臨床参加者のうち、2次接種後に熱が出た割合は15.8%、悪寒を感じる割合は35%だった。

氷点下70度で保管しなければならないファイザーワクチンの輸送用箱の温度が、氷点下92度まで過度に下がった事例もあった。ワクチンの安全性に問題があるかどうかは確認されなかったが、保健当局はひとまず数千回分のワクチンをメーカーに返却した。

ウォールストリートジャーナルによると、まだ接種が始まっていないモデルナのワクチンでも副作用が報告された。8月に該当ワクチンの臨床3相に参加した元看護師のジョスリン・エドワーズ氏(68)は、2回目の接種後39度まで熱が上がった。彼女は、「全身の関節が痛く、多くの汗を流しながら体重が1.4キロも減ったが、翌日は良くなった」と話した。

モデルナワクチンの接種も迫っている。アリックス・エイザ米保健福祉部長官は16日の記者会見で、モデルナワクチンの供給予測について、「食品医薬局(FDA)の緊急使用承認が出れば、22日から配布が始まる」とし、「最初の供給分は590万回分で、今月中に2000万回分が出荷される」と述べた。

こんな中、78歳のジョー・バイデン米次期大統領は、新型コロナのワクチンを公に接種すると明らかにした。「ワクチンを接種しても安全だということを米国人に見せたい」とし、「ワクチンを接種するときは公にする」と述べた。来週接種する可能性が高いと、バイデン政権引継ぎ委の関係者らは伝えた。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com