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タイム誌選定「今年の子供」に15歳の発明家

タイム誌選定「今年の子供」に15歳の発明家

Posted December. 07, 2020 08:39,   

Updated December. 07, 2020 08:39

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米雑誌タイムが、「子ども発明家」として有名なギタンジャリ・ラオさん(15)を「今年の子ども」に選んだ。タイムは1927年から毎年「今年の人物」を発表してきたが、子どもと青少年だけを対象にした「今年の子ども」の選定は今回が初めてだ。彼女は、全米でそうそうたる8〜16歳の候補5000人を抜いて今年の子どもになった。

タイムは3日(現地時間)、ラオさんの写真が表紙に登場した14日付の最新号で、人権活動家として活躍している俳優・アンジェリーナ・ジョリー(45)が、彼女をインタビューした記事を掲載した。ラオさんは、「私が作った装置とプログラムが世界の問題を解決するだけでなく、他の人にインスピレーションを与えたい」とし、「テレビでは、年上の白人男性を科学者として描写するが、私ができるなら誰にもできるということを見せたい」と力強い感想を述べた。

米西部コロラド州デンバーに住む彼女は、ソーシャルメディアを利用した学校内での集団いじめの問題が深刻だと認識後、サイバー暴力メッセージを事前に感知するアプリ「カインドリー」を開発した。2017年には炭素ナノチューブを利用して、安価で簡単に水道水から鉛を検出する装置を発明して有名になった。

この発明で、彼女は大企業3Mが主催した「若い科学者コンテスト」で優勝し、2万5000ドルの賞金を獲得して、米国最高の若い科学者という好評を得た。


シン・アヒョン記者 abro@donga.com