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中国、コロナのワクチン独占防止プロジェクトに参加

中国、コロナのワクチン独占防止プロジェクトに参加

Posted October. 10, 2020 08:49,   

Updated October. 10, 2020 08:49

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中国が、新型コロナウイルスのワクチンの共同開発、購入、分配のための国際プロジェクト「COVAXファシリティ」に参加することを明らかにした。中国に対するイメージを改善し、ワクチンにおける世界的な影響力を高める狙いがあるとみられる。

9日、中国外務省の華春瑩報道官はツイッターを通じて、「中国が『ワクチンと予防接種のための世界同盟(GAVI)』と協約を結び、COVAXファシリティに正式に加入した」とし、「中国はすべての人の健康を守り、新型コロナウイルスのワクチンを世界の公共財として使用するために重要な決定を下した」と明らかにした。

韓国、日本、カナダ、英国、オーストラリアなど150ヵ国以上が参加するCOVAXファシリティは、新型コロナウイルスのワクチンの独占を防ぎ、参加国が脆弱階層である2割の人口にワクチンを効果的に供給することを目指している。これまで世界保健機関(WHO)、GAVI、「感染症流行対策イノベーション連合」(CEPI)などは、COVAXファシリティ参加の重要性を強調したが、中国、米国、ロシアなどは参加しなかった。中国がこれまでの方針を変えてCOVAXファシリティに参加したことを受け、英紙ガーディアンは、「国際社会での中国のイメージを改善するための措置」と報じた。初期に新型コロナウイルスに十分に対応できなかったという批判を払拭し、ライバル関係である米国とは差別化された態度を見せる狙いがあるということだ。


李世亨 turtle@donga.com