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イ・ソヨン、KLPGA「E1チャリティー・オープン」優勝

イ・ソヨン、KLPGA「E1チャリティー・オープン」優勝

Posted June. 01, 2020 07:51,   

Updated June. 01, 2020 07:51

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「仏のメンタル」の持ち主と言われるイ・ソヨン(23=ロッテ)がツアー通算5度目の韓国女子プロゴルフツアー(KLPGA)優勝を果たした。

イ・ソヨンは31日、京畿道利川(キョンギド・イチョン)にあるサウススプリングスCC(パー72)の最終日にボギー無しの3パーディーで回り3アンダー69をマークした。イ・ソヨンは、通算17アンダー271で2位ユ・ヘラン(15アンダー273)を2打差で退けて頂上に立った。初日から首位を譲らない「ワイヤー・トゥ・ワイヤー」での優勝だった。

2日目までで12アンダーを記録したイ・ソヨンは、3日目(2バーディーの2アンダー)からノーボギーの安定したプレーを見せ、ライバルたちの追撃を振り切った。カップまで4.5メートルを残した難解な場面でも冷静なパットでスコアを落とさない集中力が輝いた。最終日も安定したプレーを見せたイ・ソヨンは、「3日目からパーが多かったのでもどかしさもあった。だけど自信のあるパットでボギーを避けて優勝することができた」と話した。

この日、7番(パー4)で2.6メートルのパットを成功させ、初バーディーを奪い、12番までユ・ヘランに2打差の首位をキープした。危機は短めのパー4ホールの13番(234メートル)で訪れた。最終組で優勝を争ったユ・ヘランがティーショットをバンカーに落としながらも24メートルのイーグルを決め、一時的に共同首位(15アンダー)に躍り出たのだ。しかし、このホールでワンオンに成功したイ・ソヨンは、2パットでバーディーを奪い、再び1打差の首位に浮上した。イ・ソヨンは、「同伴者同士で良い当たりをするのは良いことだという前向きなマインドで臨んだ。ユ・ヘランがイーグルを決めた時は、素直に『うまいな』と思った」と語った。

ユ・ヘランと激しいメンタルゲームを繰り広げたイ・ソヨンは、16番(パー5)でバーディーを追加し、勝負に止めを刺した。ユ・ヘランも最終日にボギー無しの1バーディー、1イーグルで3アンダーをマークしたが、逆転には及ばなかった。終始表情に変化がなかったイ・ソヨンは、優勝を決める最後のパットを決めたところで、ようやく同僚たちから花びらのプレゼントされながら明るく笑った。

新型コロナウィルスの感染症が収束していない中で国内で開催された2大会目で優勝を果たしたイ・ソヨンは、優勝賞金1億6000万ウォンを獲得した。ツアーデビュー年の2016年(1勝)と2018年(3勝)に優勝しているイ・ソヨンは、とりわけ偶数年に強かった。今大会の会場となったサウススプリングスCCは、イ・ソヨンが最後の優勝(2018年のオール・フォー・ユー選手権)を経験した場所でもある。イ・ソヨンは、「シーズン序盤に優勝を飾ることができて嬉しい。新型コロナが世界中に広がっている中で、今後も大会が継続して開催されれば、1、2勝はもっと追加したい」と話した。

一方、米女子ツアー(LPGA)で活躍している世界連キング10位の「ホット6」イ・ジョンウンは最終日に6度もバンカーにボールを落とす不運が重なって4オーバーをマークし、21位タイ(通算7アンダー281)で大会を終えた。


鄭允喆 trigger@donga.com