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ベートーヴェンと奉俊昊監督の共通点は?

ベートーヴェンと奉俊昊監督の共通点は?

Posted April. 22, 2020 08:14,   

Updated April. 22, 2020 08:14

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「ベートーヴェンが、毎日挽いて入れて飲んだコーヒーの量は?」

「正確に数えて60粒!」

今年は、クラシック音楽の完成者ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770〜1827)の生誕250周年を迎える。最近、京畿道(キョンギド)文化の殿堂から名前を変えた京畿アートセンターが、ベートーヴェンの表情のように深刻でないように、時には笑い転げながら彼の芸術世界が分かるような動画シリーズを開始した。京畿アートセンターメディア創作所が作るレギュラープログラム「京畿フィル・フォー・ユー」の最初のシリーズ「ベートーヴェンとコーヒー」を、ユーチューブチャンネル「きゃっ! tv京畿アートセンター」(www.youtube.com/iloveggac)を通じて毎週公開している。

出演者は三人。チェ・ジョンヒョク京畿アートセンターPDとチョン・ナラ京畿フィルハーモニー管弦楽団副指揮者、ノ・スンリム音楽コラムニストが、ベートーヴェン家の履歴から影響力まで、毎週1回、25本の映像で覗き見る。プロローグ「コーヒーホリック・ベートーヴェン」から、21日に更新した4話「世紀の対決!モーツァルトvsベートーヴェン」まで、5本が伝える主な疑問を問答で解釈する。

Q:ベートーヴェンが私生児だったという説があるが、ほんとうか?

A:父親は特別な才能がないミュージシャンだったが、突然天才の息子が出てきたので、そのような話が出てきたようだ。ベートーヴェン自身もその噂を楽しんだが、母親の名誉を心配するあまり、騒いだりはしなかった。

Q:ベートーヴェンの父親は大酒飲みだったと言われているが…。

A:ベートーヴェンの祖父が酒蔵を営んでいたので、家柄だった。ベートーヴェンの祖母もアルコール依存症で死亡し、ベートーヴェンも肝硬変で体を壊した。当時、ライン川周辺のワインが有名で、ワインを水のように飲んでも容認する雰囲気だった。

Q:父親は、噂のようにベートーヴェンを虐待したか。

A:周りの証言ではそうだ。地下室に閉じ込めたこともあった。しかし、当時の教育慣行としてはひどかったとは言えない。父親のヨハンは、ベートーヴェンの教育については、理性的に最善の選択をした。

Q:ベートーヴェンの芸術的理想が奉俊昊(ポン・ジュンホ)監督と似ている?

A:ベートーヴェンは、「良い音楽とは、極端な個人の無限の表現だ」と語った。奉監督の(マーティン・スコセッシの言葉を引用した)「最も個人的なことが最も創造的なもの」という言葉を連想させる。

Q:ベートーヴェンは、モーツァルトをどのように評価したのか。

A:コンサートでモーツァルトの作品をよく演奏し、彼をテーマに変奏曲を書くなど、尊敬を表したが、周りに「モーツァルトの音楽は細かく切っておいた音楽だと思う。私の好みじゃない」と評価したという。

このような細かな話題が、これからも20本以上残っている。三人の豊かな話し方だけでなく、チョン指揮者の丸い頭をハングルの「ㅇ」(イウン)で活用するなど、気の利いた字幕も楽しさを加える。

チェPDは、「私が簡単なシナリオを作って共有しながら準備するが、収録に入ると、シナリオとは異なる多くの物語がやり取りされるので、思わず夢中になるほど興味深い話題が続く」と話した。彼は「ベートーヴェンで25話を終了したら、グスタフ・マーラーの音楽を紹介するなど、話題を続ける予定だ」と語った。


ユ・ユンジョン記者 gustav@donga.com