Go to contents

南山に慰安婦被害者を思い偲ぶ銅像

Posted August. 13, 2019 10:29,   

Updated August. 13, 2019 10:29

한국어

ソウル南山(ナムサン)に、米国同胞が制作した日本軍慰安婦被害者を追悼する銅像が建てられる。

ソウル市は14日、中区会賢洞(チュング・フェヒョンドン)の市教育庁教育研究情報院の近くに、慰安婦被害者銅像の除幕式を行うと、12日明らかにした。8月14日は国の記念日である「日本軍慰安婦被害者をたたえる日」で、慰安婦被害者である故金学順(キム・ハクスン)ハルモニは1991年8月14日、初めて被害事実を公に証言した。

銅像は、韓国と中国、フィリピンの被害者を意味する少女3人が堂々と正面を見つめて手を取り合った姿を、金学順ハルモニが横から眺めるシーンで作られた。ただ、少女像の隣の一席は空いている。ソウル市の関係者は、「自らの目線で慰安婦問題をより身近に感じることができるように、銅像の壇を作らなかった」と語った。

教育研究情報院の一帯には朝鮮時代の国師堂があったが、日本植民地時代に強制撤去され、日本の国の宗教施設である神宮が建てられたところだ。ソウル市は、市民が慰安婦被害問題をもっと身近に接して記憶できるように、歴史的場所であり、日常の空間である昔の朝鮮神宮跡地の一帯を銅像設置場所に決めたと説明した。

銅像は、米国の彫刻家スティーブン・ホワイトが制作し、非営利団体「キム・ジンドク・チョン・ギョンシク財団」が参加して、サンフランシスコ同胞たちから寄付を集めて用意した。スティーブン・ホワイトは2017年、米国の大都市の中では初めてサンフランシスコに設置された慰安婦碑を作った作家だ。銅像は、昨年夏から今年6月まで1年以上にかけて制作され、先月中旬、釜山(プサン)港を経てソウルに入った。

銅像の正式名は、今月16日から11月30日まで、市民公募で名づける。市民団体「正義記憶連帯」のホームページ(www.womenandwar.net)から申込書をダウンロードして、電子メールで提出すれば応募できる。銅像の除幕式は12月に行われる予定だ。


キム・ハギョン記者 whatsup@donga.com