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「平和経済」を差し出した手にミサイルを放つ北朝鮮

「平和経済」を差し出した手にミサイルを放つ北朝鮮

Posted August. 07, 2019 07:30,   

Updated August. 07, 2019 07:30

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が日本の輸出報復による危機を南北間「平和経済」で克服しようと強調した翌日の6日、北朝鮮がミサイルを発射して韓米を非難した。前日始まった韓米合同軍事演習を批判する一方、韓国に対して「殴られるようなことをするな」と警告した。

軍によると、同日午前5時24分と5時36分、黄海南道(ファンヘナムド)クヮイル郡付近から、短距離弾道ミサイル(SRBM)と推定される飛翔体2発が発射された。飛翔体は北朝鮮内陸を横切って頂点高度37キロ、最大音速の6.9倍以上で約450キロ飛行し、東海(トンヘ、日本海)上に落下した。韓半島全域への攻撃が可能な400キロ以上の射程距離であることから、新型放射砲よりは「北朝鮮版イスカンデル」であるKN-23とみえる。先月25日の発射以降、13日間で4度の挑発を強行したのだ。

北朝鮮は同日、2発目のミサイル発射から43分後に発表した外務省報道官談話を通じて、「度重なる警告にもかかわらず、米国と南朝鮮(韓国)当局が我々を狙った合同軍事演習を行った」とし、「軍事的敵対行為が続く限り、対話の動力はますます消えることになるだろう」と述べた。また、「戦争模擬版が起こっている時に建設的な対話を期待することはできない」とし、「所得のない対話をする必要もない」と強調した。20日まで続く韓米合同軍事演習の期間に米朝実務協議には臨まない考えを明確にする一方、協議再開と韓米合同軍事演習の中止を結ぶつけることを再度強調したとみえる。


韓基渽 record@donga.com