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男女人口が逆転、9年後は国内の女性が男性より多い

男女人口が逆転、9年後は国内の女性が男性より多い

Posted July. 01, 2019 08:43,   

Updated July. 01, 2019 08:43

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9年後の2028年には、国内に居住する女性の人口が男性人口より多くなる見通しだ。「男児選好」思想が衰退しているうえ、高齢化が進み、相対的に寿命の長い女性が長生きするためとみえる。女性の数が増え、女性の経済活動がさらに活発になることが期待される。

30日、統計庁によると、「将来人口特別推計市道編2017~2047年」で、出生や死亡などすべてのシナリオを中間水準で推定して集計した結果、28年には女性の人口が男性より多くなると予想された。28年の韓国の女性人口は2597万3827人で、1960年に集計を始めて以来、初めて男性(2596万8119人)を上回ると予測された。このため、女性100人あたりの男性人口数を示す性比は、28年に初めて100人を下回る(99.9人)と予想された。

女性人口が男性より多い傾向は当分続き、性比も下がると見通される。統計庁は、女性100人あたり男性人口は47年まで一度も増えず、98.3人まで下がると見通した。

統計庁は、「今後、女性人口が多くなるのは、『男児選好』思想が弱まるうえ、高齢化によって平均寿命が長い女性人口の割合が増えるため」と説明した。

ソウルなど一部の大都市では、すでに女性人口が男性人口を追い越した。今年7月1日基準で女性人口が多いのは、ソウル、釜山(プサン)、大邱(テグ)、光州(クァンジュ)、全羅北道(チョンラプクト)の5ヵ所。

一方、住民登録基準では、すでに15年6月に女性人口が男性人口を上回った。15年6月に女性は2571万5796人、男性は2571万5304人で女性人口が492人多かった。この差は、今年5月末には10万3679人まで広がった。住民登録人口は海外に居住する韓国国籍者を含め、国内の外国人は除かれる。これに比べて、統計庁の将来人口推計は、国内に3ヵ月以上居住する外国人も統計に含むなど基準が異なる。

統計庁は5年ごとに将来人口推計を作成して公表している。次回の集計は2021年に発表される予定だったが、少子化現象が深刻化していることを受け、今年の特別集計を発表した。特別推計によると、来年には全羅南道(チョンラナムド)、江原道(カンウォンド)、全羅北道、釜山、光州など10の広域市道で出生児より死亡者数が多く、自然人口減少が現れる見通しだ。33年には、世宗(セジョン)を除くすべての市・道の人口が減少する。


崔惠? herstory@donga.com