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トッテナムが欧州CL決勝進出、クラブ創設史上初

トッテナムが欧州CL決勝進出、クラブ創設史上初

Posted May. 10, 2019 08:48,   

Updated May. 10, 2019 08:48

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孫興民(ソン・フンミン=トッテナム・ホットスパー)の2018~2019シーズンはまだ終わっていない。

トッテナム・ホットスパー(イングランド)が9日、オランダ・アムステルダムのヨハン・クライフ・アレナで行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦でアヤックス(オランダ)を3-2で破った。孫興民が警告累積で欠場した本拠での第1戦を0-1で敗れたトッテナムは、2戦合計3-3としたが、アウェーゴール差で勝ち抜け、1882年のクラブ創設以来初めて欧州各国のクラブが争うリーグの決勝に進出した。1992~1993シーズンに発足した現在の形式の欧州CLでトッテナムが挙げた最高成績は2010~2011シーズンのベスト8入りだ。孫興民がプレーした2シーズンでは、それぞれ32チームが争うグループリーグとベスト16で止まった。1955~1956シーズンに始まった欧州CLの前身ヨーロピアンカップまで入れても、1961~1962シーズンの4強が最高成績だ。

崖っぷちで相手を掴んで落とした。トッテナムは前半だけで2点を許した。しかしルーカス・モウラが後半10分と14分、そして試合終了直前のロスタイム5分にゴールを決めた。勝利を信じて応援歌を歌っていたアヤックスのサポーターたちを一瞬に黙らせるゴールだった。

ブラジル人のモウラは2012~2013シーズンからフランスのリーグ1、パリ・サンジェルマン(PSG)所属でプレーしたが、2018~2019シーズン途中からトッテナムのユニフォームを着た。今季のプレミアリーグ(EPL)では31試合(交代7試合を含む)に出場し、10得点を挙げた。ハリー・ケイン(17得点)、孫興民(12得点)に次いでチーム内の得点3位だ。トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、「選手皆がヒーローで、モウラはスーパーヒーローだ」と褒め称えた。孫興民は攻撃ポイントはなかったが、相手DFを引き連れて、チームの攻撃ルートを開くのに貢献した。サッカー統計サイト「フースコアードドットコム」は、孫興民にモウラ(10点)に次いで高い7.9点を与えた。

前日にリバプール(イングランド)がFCバルセロナを破ったのに続き、トッテナムまでアヤックスを制したことで、欧州CLは11年ぶりに「サッカー本家」イングランドのクラブ同士で対戦することになった。プレミアリーグのクラブが欧州CLを制したのは2011~2012シーズンのチェルシーが最後だ。

孫興民が決勝に出場すれば、マンチェスター・ユナイテッド時代の朴智星(パク・チソン)以来8年ぶりに欧州CL決勝舞台に立つ韓国選手になる。朴智星は2008~2009シーズンと2010~2011シーズンの決勝でバルセロナを相手にフル出場した。2シーズンともバルセロナが優勝した。朴智星は、2007~2008シーズンにマンUがチェルシーを制して優勝した瞬間はベンチ外だった。孫興民が得点を挙げてチームが優勝すれば、自身のシーズン最多得点(21得点)に並び、出場選手として欧州CL優勝カップを掲げる最初の韓国選手になる。

敵地で「アムステルダムの奇跡」を起こしたトッテナムと本拠地で「アンフィールドの奇跡」を演じたリバプールは、来月2月に中立地域のスペイン・マドリードのワンダ・メトロポリターノで対戦する。


李承鍵 why@donga.com