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韓国系イ・ミンジが米女子ツアーで今季初V、ヒューゲル・プレミア・LAオープン

韓国系イ・ミンジが米女子ツアーで今季初V、ヒューゲル・プレミア・LAオープン

Posted April. 30, 2019 09:08,   

Updated April. 30, 2019 09:08

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優勝を決めた韓国系のイ・ミンジ(23=豪州)は同僚の選手たちから祝福の水洗礼をを受けて歓呼した。その中には、米女子ツアー(LPGA)で活躍する最年長の韓国選手チ・ウンジ(33)もいた。

イ・ミンジはチ・ウンヒはじめキム・ヒョジュ、朴城炫(パク・ソンヒョン)、ホ・ミジョンら韓国選手たちと仲良く交流したことが役立っていると打ち明けたことがある。そのイ・ミンジが韓国勢の追撃を振り切って今季初優勝を果たした。今回の優勝で、世界ランキングを自己ベストの4位から2位に順位を上げることになった。

イ・ミンジは29日、米国カリフォルニア州ロサンゼルスのウィルシェアCC(パー71)で行われたLPGAツアーのヒューゲル・プレミア・LAオープン4日目にスコアを3つ伸ばし、通算14アンダーで優勝した。優勝賞金は22万5000ドル(約2億6000万ウォン)。

昨年5月のボルヴィック選手権優勝以来11カ月ぶりでLPGAツアー通算5勝目となる。LPGAツアーは、イ・ミンジが新しい世界ランキングで1位のコ・ジンヨンに次いで2番目に名を連ねると発表した。

シーズン開幕後に2位2回、3位1回と好調だったイ・ミンジは、この日優勝を決めた後、「キャディーのジェイソン・ギロイドのお母さんががん闘病中なので、この親子にトロフィーを捧げたい」と話した。

豪州に移住したアマチュア上級者の父とティーチングプロ出身の母の間で生まれたイ・ミンジは、ジュニア時代に世界ランキング1位に上り詰めた有望株だった。2015年にLPGAクオリファイングスクールを韓国系のアリソン・リー(米国)と共同首席で合格したイ・ミンジは、新人時代は韓国選手たちとは交流がなかった。イ・ミンジが所属するハナ金融グループゴルフ団のポール・パク・チーム長は、「豪州で生まれ育ったし、若かったので人見知りがあった。韓国語が分かるのに英語ばかり使っていると、韓国選手たちから怒られたこともある」と伝えた。

新人の時のデビュー同期のキム・セヨンやキム・ヒョジュが先に初優勝を達成する姿が、イ・ミンジには刺激になった。いつからか、すっかりLPGAツアーの強者になった目上の韓国選手たちのアドアイスや話にも耳を傾けるようになった。キム・ヒョジュが優勝した時は通訳を買ったイ・ミンジは、昨年11月に朴仁妃(パク・インビ)が慶州(キョンジュ)で主催したイベント大会への招待に快く応じたこともある。イ・ミンジのメインスポンサーと衣類スポンサーはいずれも韓国企業だ。

この日、2位に1打差の首位でスタートしたイ・ミンジは前半にスコアを2つ伸ばし、4打差までリードを広げた。後半に入っては、最終日は決まって着用した赤色のパンツを着たキム・セヨンが3連続バーディーを奪って2打差まで追いついた。それでもイ・ミンジは動じなかった。13番(パー5)に次いで18番(パー3)で4.5メートルバーディを決め勝利を祝った。

パク・セリに次いでツアー通算20勝目を狙った朴仁妃はスコアを1つ伸ばし、コ・ジンヨン、梁煕英(ヤン・ヒヨン)と5位タイ(8アンダー)に止まった。


金鍾錫 kjs0123@donga.com