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サウジ、初の女性駐米大使

Posted February. 25, 2019 07:46,   

Updated February. 25, 2019 07:46

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サウジアラビアが、駐米大使に「40代女性」を選任する破格の人事を断行した。23日、サウジ国営新聞「アラブニュース」は、「サルマン国王が新任の駐米大使に、リーマ王女を選任した」と報じた。サウジが、駐米大使に女性を任命したのは初めて。

リーマ氏は1983年から2005年までサウジ駐米大使を務めたバンダル王子の娘だ。しかし、父親について成長期を米国で送ったこと以外に、これといった外交経験はない。このため、国際社会は今回の人事について、「サウジ王室が女性の人権、社会参加に向けて努力しており、開かれた姿勢であることを伝えるための『見せる』人事」と評価している。

リーマ氏は、サウジの女性界を代表する人物とされる。公共および民間領域で女性の人権の伸長および社会参加の拡大に向けて努力してきた。米ジョージ・ワシントン大学で博物館学学士課程を終えた後、サウジに戻ってファッション会社などを経営したリーマ氏は、2016年にサウジ総合スポーツ庁女性担当副庁長、サウジ地域スポーツ連盟会長なども務めた。

リーマ氏の父のバンダル王子は、サウジ国家安全保障会議事務総長、総情報局(GIA)総局長などを務めた。リーマ氏の祖父は、アブドルアジズ前国王の12番目の息子であり、国防長官(1963~2011年)などを務めたスルタン・ビン・アブドルアジズで、サウジ王家の核心勢力である「スデイリ・セブン」(アブドルアジズ国王の8番目の夫人、フサ・アル・スデイリの直系息子7人)の一人だ。


徐東一 dong@donga.com