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ホーキング博士、ニュートンとダーウィンのそばに眠る

ホーキング博士、ニュートンとダーウィンのそばに眠る

Posted March. 22, 2018 08:43,   

Updated March. 22, 2018 08:43

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アルベルト・アインシュタイン以来、世界で最も高い名声を得た物理学者だったスティーブン・ホーキング(1942〜2018・英国)が、同じ国の先輩科学者であるアイザック・ニュートンとチャールズ・ダーウィンのそばで永眠することになった。

20日(現地時間)、米宇宙科学専門ニュースサイト「スペースドットコム」は、「ロンドンウェストミンスター聖公会大聖堂が、14日死去したホーキングの火葬後の遺骨を、今年末の感謝祭礼拝頃に大聖堂回廊のニュートンのお墓のそばに安置することを決めた」と報じた。感謝祭の礼拝は、ホーキングを称える内容で行われる計画である。

ニュートンは1727年に、ダーウィンは1882年に大聖堂に埋葬された。ジョン・ホール・ウェストミンスター大聖堂主任司祭は、「ホーキングが偉大な二人の先輩のそばで永遠の安息をとるようになったのは、あまりにも当然なことだ」とし、「聖公会は、科学と宗教が協力して、生命と宇宙の神秘に向けた大きな質問の答えを探すべきだと信じている」と語った。原子核の発見者である物理学者アーネスト・ラザフォード(1937年)と電子を発見したジョゼフ・ジョン・トムソン(1940年)の遺骨もこの大聖堂に安置されている。

ウェストミンスター宮殿(国会議事堂)の西側に1050年頃に建設された後期ゴシック様式のウェストミンスター大聖堂には、歴代の王たちや有名政治家をはじめ、チャールズ・ディケンズ、ラドヤード・キプリング、トーマス・ハーディなどの作家たちの遺骸が安置されている。

ホーキングの遺族によると31日午後、故人の母校であるケンブリッジ大学付属の聖マリア教会で、非公開で葬儀が執り行われる予定である。この教会は、ホーキングが50年以上も滞在していたゴンビルアンドキスカレッジ研究室の近くにある。

ホーキングの子供であるルーシー、ロバート、ティム氏はBBC放送とのインタビューで、「父は大学と都市をとても愛し、またそれほど愛されたここで最も有名で重要なメンバーだった」と語った。また、「彼が一生作り出した人生の豊かさと多彩さを反映するために、葬儀は宗教儀礼と世俗手順を混合した方法で執り行われる予定だ」と説明した。


孫宅均 sohn@donga.com