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リアルすぎるドラマ「ハウス・オブ・カード」

リアルすぎるドラマ「ハウス・オブ・カード」

Posted June. 09, 2017 08:59,   

Updated June. 09, 2017 08:59

「ネットフリックスの政治ドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』を見ましたか。このドラマと実際の政治を分けることが難しい人は私一人ではないでしょう」

世界最大の映像ストリーミング配信事業会社「ネットフリックス」が先月30日、人気政治ドラマ「ハウス・オブ・カード」シーズン5を公開した後、視聴者の間では「トランプ政権の下で繰り広げられた政治状況とドラマがとても似ている」という反応が溢れていると、米メディアが7日、伝えた。「ハウス・オブ・カード」に出演する俳優や製作スタッフは、「トランプ氏のために政治ドラマを作ることは荷が重かった。トランプ氏がドラマに使えるアイディアを(現実で)すべて使ってしまっている」という反応まで出ている。

シーズン5は、権力を得るために殺人もはばからない醜悪な政治家、フランク・アンダーウッド大統領(ケヴィン・スペイシー)と大統領夫人で副大統領のランニングメイトであるクレア・アンダーウッド(ロビン・ライト)が、大統領選勝利のために繰り広げる権力型不正と権謀術数を描いている。

 

米紙ニューヨーク・タイムズは、「フランク・アンダーウッドが自分に有利な政局を作るためにテロの脅威を理由に国境の閉鎖を指示し、これに対して一部の閣僚が『多くの善意の被害者が生まれる』と反発する場面、ホワイトハウス前のデモ隊が「あなたは私たちの大統領ではない」と叫ぶ場面など、ドラマの多くが現実と重なる」と報じた。

ドラマの中のアンダーウッド大統領は、あらゆる政治的陰謀によって再選に成功するが、世論と議会の弾劾圧迫に耐えられず辞任する。夫の後を受け継いだクレアを演じた女優、ロビン・ライト氏は、ある大衆文化メディアとのインタビューで、「トランプ氏がこのドラマのアイディアをすべて盗んだ。そのために『シーズン6』の製作アイディアも枯渇の危機にある」と話した。シーズン5では、米連邦捜査局(FBI)の幹部がアンダーウッド大統領の「偽テロ脅威」発表など犯罪疑惑に対して議会の公聴会に出て証言する場面が出てくる。米メディアは、「似たような理由でジェームズ・コミー前FBI長官が議会に出席する状況が現実に起こると誰が想像しただろうか」と伝えた。

クレアの情夫でありスピーチライター(トマス・イェイツ)に扮した俳優のポール・スパークスは氏、「権力者のあらゆる非正常的な行為を描いたこのドラマが、トランプ氏の当選を助けた面がある」と指摘した。なぜなら「国民(有権者)が『ハウス・オブ・カード』を通じて正常でない政治をたいしたことではないと受け止めるようになり、その影響でトランプ氏の話にならない政策決定や政治行為も(すでにどこで見たような)馴染みのものとしたためだ」と話した。スパークス氏は、昨年の大統領選で、民主党大統領候補のヒラリー・クリントン前国務長官を支持した。



夫亨權 bookum90@donga.com