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臨津閣トッケ橋の「スカイウォーク」が来月オープン

臨津閣トッケ橋の「スカイウォーク」が来月オープン

Posted November. 08, 2016 07:22,   

Updated November. 08, 2016 09:15

京畿道坡州市(キョンギ・パジュシ)にある臨津閣(イム・ジンガク)に造成され、臨津江周辺を見渡せる展望台「トッケ橋スカイウォーク」の「明日の汽笛の音」(写真)が完成し、12月にオープンする。トッケ橋とは、汶山邑雲泉里(ムンサンウブ・ウンチョンリ)と長湍面蘆上里(チャンダンミョン・ノサンリ)とを結ぶ京義(キョンイ)線の上り線で、韓国戦争当時、爆撃によって破壊され、橋脚だけが残っていた。京畿道が今年5月から20億ウォンを投入して、5つの橋脚を鉄骨や強化ガラスなどを利用して臨津江の方に作られた、長さ105メートル、幅5メートルの展望台だ。観覧客らは過去と現在、未来の3つの区間からなる橋を歩きながら、歴史的現場を見て回ることができる。

過去の区間は、京義線蒸気機関車の客車の形で飾られ、まるで20世紀前半の京義線列車に乗ったような気分を楽しむことができる。現在の区間では、京義線線路や枕木で再現した。床に敷かれたマジックガラスを通して、臨津江の自然の池はもとより、戦争当時の橋脚の銃弾の跡などを直接その目で確認できる。未来区間の1階は、端の部分の強化ガラスを通して、橋の下部や臨津江を眺めることができる。2階は、休憩施設を設置して、臨津江の生態環境を全体的に観察できる。

京畿道の関係者は、「明日の汽笛の音は、民間統制線内の歴史や自然、風景を国防部への別途の出入り許可手続きや人員制限なしに自由に楽しめる唯一の観光施設だ」と主張し、「現在、管轄軍部隊や軍のパトロールで補強工事が終われば、12月に本格的にオープンする」と話した。



南坰鉉 bibulus@donga.com