三星、ギャラクシーノート７の販売・使用を全面中止

三星（サムスン）電子のスマートフォン「ギャラクシーノート７」が生産中止となったのに続き、販売や使用まで全面禁止となった。韓国や米政府当局の調査結果、バッテリーを交換した新製品からも問題が確認されたことによるものだ。

産業通商資源部傘下の国家技術標準院は、「ギャラクシーノート７の事故調査合同会議の結果、新製品の欠陥可能性を確認した」とし、国内消費者らに対してこのように勧告した。技術標準院は、交換や新規販売も中止させた。

これに先立って、米旅客機の中で発火した製品を回収・調査している米消費者製品安全委員会（ＣＰＳＣ）も、早ければ１２日（韓国時間）、調査結果を発表するという。ＣＰＳＣは、技術標準院の勧告が出ると、「（販売中止は）しかるべき措置だ」とし、「調査を行う間、消費者らは全てのギャラクシーノート７の電源を切って、使用を中止しなければならない」という声明を発表した。

生産や販売、使用が全て中止となったことで、三星電子はギャラクシーノート７の生産を打ち切ることを検討しているという。すでに、ギャラクシーノート７を使っている消費者らは、１回目のリコール時のように、再び代理店を訪れ、払い戻しを受けたり、別の製品に交換しなければならない。三星電子は、「早いうちに後続措置を発表したい」と明らかにした。

同日、三星電子の株価は、前日より１株＝１３万５０００ウォン（８．０４％）安の１株＝１５４万５０００ウォンで取引を終えた。

김지현기자 jhk85@donga.com · 한정연기자　キム・ジヒョン　ハン・ジョンヨン記者 pressA@donga.com