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[社説]リオ五輪の選手たち、「やればできる」精神を示した

[社説]リオ五輪の選手たち、「やればできる」精神を示した

Posted August. 22, 2016 07:40,   

Updated August. 22, 2016 07:41

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ブラジルのリオデジャネイロオリンピックが今日午前幕を閉じる。韓国は金メダル9個、銀メダル3個、銅メダル9個で、金メダル10個の目標は達せなかったが、総合順位は8位で、期待以上と見られる。

ゴルフ女帝・朴仁妃(バク・インビ)選手(28)は、112年ぶりにオリンピック種目に採択されたゴルフで、金メダルを獲得し、韓国女子ゴルフが世界トップであることを確認させた。怪我で今シーズン、低迷していた彼女に、なぜオリンピック出場権を後輩たちに譲らないのか、という批判も出てきたが、朴選手は金メダルで答えた。氏は、メダルを首にかけた後、「自分はまだよくできるということを確認させたかった」といい、「体内に残っているエネルギーなどひとつもないような気がする」と語り、自分との激しかった戦いを打ち明けた。

孫延在(ソン・ヨンジェ)選手(23)は、新体操個人総合決選で4位にとどまり、メダル獲得には失敗した。しかし、「自分に点数をつければ、100点をつけたい」という新世代らしい溌剌さで、「メダルコンプレックス」を投げ捨てた。彼女は、「金メダリストではないが、自負できるのは、遅くても努力を続けてきたし、発展してきたことだ」と、気持ちを打ち明けた。いつからか、彼女は好きだからではなく、周りの期待に押されてリオまで来たのかもしれない。最善を尽くした孫選手に100点以上の点数をつけたいと思う。

男子フェンシング・エペの朴相泳(バク・サンヨン)選手(21)は、決勝戦で10対14で負けていた状況で、「できる」という独り言を何度も繰り返しながら、最後に5点を立て続けに獲得し、劇的な逆転勝をあげた。テコンドーの花形スターと言われている李大勳(イ・デフン)選手(24)は、準々決勝戦で負けたとき、「よりよい人になるための経験をした」と淡々と敗北を認め、敗者復活戦を経て銅メダルを獲得したときは、「金メダルに匹敵するほどの貴重な銅メダルを持ち帰ることができてうれしい」と自負した。37歳の歳で、射撃で韓国オリンピック史上初の3連覇を達成した秦鍾午(チン・ジョンオ)選手は、「引退しろといわれるのは、私が最も愛する射撃を奪われることだ」とし、東京オリンピックへの再挑戦を誓った。

中国と日本は陸上や競泳、体操などの基礎種目で目覚しい成果を挙げたものの、韓国は予選通過もできないほどの不振を見せたのは、我々が今後克服しなければならないくだりだ。中国は、陸上で2個、競泳で1個、日本は競泳で2個、体操で2個の金メダルを獲得した。日本や中国は男子400メートルリレーで日本は2位、中国は4位につく快挙をとげた。基礎種目の裾野を拡大して、優秀な選手を発掘・支援する対策を模索し、4年後、8年後は低迷を繰り返してはならないだろう。



송평인기자 ソン・ピョンイン記者 pisong@donga.com