ロシアのプーチン大統領は、事実上の「終身大統領」だ。2000年に大統領に選出されて2008年まで務めた。連続3選を禁じた憲法のため、その後4年間は首相として「自主的に降格(?)」した。2012年に任期を6年に増やし、大統領に選出され、職務を遂行中だ。2018年、4度目の大統領への挑戦も夢見ている。4選に成功すれば、大統領を20年間務めることになる。プーチン大統領が、帝政ロシア時代の「ツァー(絶対君主)」と呼ばれるゆえんだ。
◆プーチン大統領は上着を脱ぎ捨てて釣りをしたり、狩猟銃を持って茂みをかき分けて行く野性的な姿をたびたび見せる。ヒョウや虎のような猛獣を愛犬のように扱う様子も度々目にする。柔道6段であり、大韓柔道会から名誉7段証を受けた武道家だ。「60億分の1の男」と呼ばれた格闘技の皇帝フョードルを好む。「文」はよく分からないが「武」は確かに備えている。2014年に離婚したが、五輪の新体操金メダリストである「八等身美女」のアリーナ・カバエワとのスキャンダルで、多くの男性の羨望を集めた。
◆プーチン大統領は歩く時、右腕をほとんど動かさない。危機的な瞬間に武器を素早く取り出すKGB時代の習慣だという。16年間のKGB生活は、プーチン大統領の権力維持に陰謀と工作、暗殺の陰を明確に残した。最大の政敵であるミハイル・カシヤノフ人民自由党党首の性関係の盗撮をして地上波で放送した背後にもプーチン大統領がちらつく。プーチン大統領と対抗した多くの政敵やジャーナリストが疑問死または暗殺に遭う度に、プーチン大統領を疑う報道があった。彼の隠し財産は78兆ウォンを超えるという。
◆外から見ると、プーチン大統領は民主主義で包装された独裁者と言える。しかし、ロシア国民は彼を熱烈に支持する。3度の大統領選挙で得票率が52%を下回ったことがない。石油価格の下落で経済が低迷したが、今でもプーチン大統領の支持率は90%ラインを維持している。米国と「二強体制」を形成した華やかな過去が忘れられないロシア国民が、プーチン大統領を通じて代理満足を得ているようだ。
異鎮(イ・ジン)論説委員 leej@donga.com





