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舞台制作費100億ウォン、3階建ての圧倒的セット ミュージカル「マタ・ハリ」

舞台制作費100億ウォン、3階建ての圧倒的セット ミュージカル「マタ・ハリ」

Posted April. 05, 2016 07:18,   

Updated April. 05, 2016 07:25

「舞台が作品を圧倒した」

最近、公演界で圧倒的な舞台セットや洗練した舞台メカニズムで話題となっている作品といえば、ミュージカル「マタ・ハリ」だ。

マタ・ハリの舞台セットは、5トントラックで計78台分を埋め尽くすほどの巨大な規模となる。舞台制作には、作品の総製作費125億ウォンの80%である約100億ウォンが投入された。これは、マタ・ハリの制作会社であるEMKミュージカルカンパニーの前作中、舞台制作費が最も多くかかったと言われている「エリザベス」の3倍の金額だ。

マタ・ハリの舞台装置の中でも重要なセットは「ムーランルージュ」と「処刑場」だ。この作品の舞台デザインを担当したオ・ピルヨン監督は、「マタ・ハリの人生や人物の情緒を物語るために、彼女の人生舞台だったムーランルージュと死の舞台となる処刑場に最大限力を入れた」と説明した。

踊り子であるマタ・ハリの華やかな人生を盛り込んだ3階構造のムーランルージュのセットは、作品を代表する舞台となる。ムーランルージュのバルコニー劇場を再現したセットは、縦7.7メートル、横2.5メートルの円筒形構造物14個で構成されている。円筒の半分は、華やかな照明で飾られた劇場のバルコニー席であり、反対側の方向に回せば、兵士たちの戦場が繰り広げられることになり、反転の味を生かした。

1幕の最初のシーンや2幕の最後のシーンで、マタ・ハリが一人で立ち尽くす処刑場セットは、舞台の後ろのほうに進むほど幅が狭くなる立体的な「道」の形となっている。死の瞬間に立たされたマタ・ハリが、自分が歩んできた人生を振り返るシーンであることに着目したオ監督のアイデアだ。処刑場セットは、23メートルの舞台の奥深さを誇るブルースクエア三星(サムスン)電子ホールを100%活用して、立体的な奥深さを実現した。

マタ・ハリは、このようなセットを活用して、計52回のシーン切り替えを行う。舞台監督が3時間弱のランニングタイムの間に下す細かな舞台切り替えのキューサインは195回に上る。また、普通のミュージカルで「クルー」と呼ばれるスタッフたちが舞台セットを手動で移動させたのとは違って、マタ・ハリの舞台は、29台のオートメーション(全自動)機器で作動する。



김정은기자 キム・ジョンウン記者 kimje@donga.com