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スーパーボウル広告費、30秒枠にに60億ウォン

スーパーボウル広告費、30秒枠にに60億ウォン

Posted January. 27, 2016 07:10,   

Updated January. 27, 2016 07:20

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ついに30秒枠当たり500万ドル(約60億1400万ウォン)を超えた。来月8日に行われる米ナショナルフットボールリーグ(NFL)優勝決定戦・第50回スーパーボウルの広告の単価の話だ。昨年の450万ドル(約54億2160万ウォン)より11.1%も上昇した。

スーパーボウルの広告費は文字通り天井知らずに値上がりしている。米経済誌フォーブスによると、第1回スーパーボウルが開催された1967年に比べると50年間、広告の単価は125倍になった。同期間、米国の株価指標の一つであるスタンダードアンドプアーズ(S&P)500指数は21.4倍上がった。スーパーボウルの広告費が5.8倍もっと上がったのだ。

他のプロスポーツと比較しても、スーパーボウルの広告費はとりわけ高い。米紙ニューヨークタイムズによると、メジャーリーグの王座決定戦のワールドシリーズや米プロバスケットボール(NBA)王座決定戦の広告料は30秒に52万ドル(約6億2592万ウォン)で、スーパーボウルに比べると9分の1水準だ。

というのに完売となったという。今年、中継を行う米CBS放送によると、スーパーボウルの広告料は11月にすでに売り切れた。これだけ人気が高いのは、当然のことだが視聴率が高いからだ。フォーブス誌は、今年のスーパーボウルの視聴率がこの5年間の平均値(46.7%)さえ出れば、広告主は視聴率1%当たり約10万7000ドル(約1億2880万ウォン)を使うことになると分析した。物価上昇率を考慮してもテレビ広告の史上最高額だ。昨年まで、視聴率1%当たりの広告料は米国最大の映画祭アカデミー賞表彰式が9万2233ドルで一番高かった。

韓国企業では現代(ヒョンデ)自動車と起亜(キア)自動車、LGの3社が今年のスーパーボウルに広告を流す。現代自動車と起亜自動車はスーパーボウルの常連だがLGは初めてだ。LGは映画「ザ・マーシャン」を演出したリドリー・スコット監督に広告の制作を依頼した。

もちろん、スーパーボウルの広告がプラスの面ばかりあるのではない。米国の市場調査会社、コミュニカースは「スーパーボウル広告の80%は売上に何のプラスにならない」という調査結果を出している。同社によると、スーパーボウルに広告を流した会社を記憶する視聴者は44%だった。



황규인ファン・ギュイン 기자