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新鋭チョン・ヒョン、 全豪オープンで世界最強選手と対戦

新鋭チョン・ヒョン、 全豪オープンで世界最強選手と対戦

Posted January. 16, 2016 08:00,   

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「韓国テニスの希望」チョン・ヒョン(20)が、初めて出場する全豪オープンで、現役最高選手と顔合わせする。

チョン・ヒョンは18日に豪州メルボルンで開幕する今季初めてのメジャー大会、全豪オープンに先立ち15日に発表されたドロー表で、世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と1回戦で戦うこととなった。

韓国人選手がメジャー大会で、当代世界最強と対戦するのは今回が初めてだ。イ・ヒョンテクが2000年の全米オープン16強で戦った「帝王」ピート・サンプラスは、当時第4シードだった。チョン・ヒョンがこれまで対戦した選手のうち、世界ランクが最も高い選手は昨年全米オープンのスタン・ワウリンカ(スイス)で、当時5位だった。

あいにくジョコビッチは、14日ワウリンカとトレーニングを行い、体調チェックに乗り出した。

チョン・ヒョンとジョコビッチは、ダビデとゴリアテに例えることができる。チョン・ヒョンはメジャー大会に出場するのが3回目だが、ジョコビッチは全豪オープンで昨年を含め、通算5回の優勝を果たしている。ジョコビッチの通算獲得賞金は、チョン・ヒョン(36万ドル)の261倍を超える1億ドルに迫る。英国の賭博師たちが予想したジョコビッチの優勝配当率は1.7倍であり、チョン・ヒョンは800倍だ。スポーツバッティング会社は、両選手の対戦でジョコビッチが勝利する確率が、95%以上であると予想した。これくらいの確率なら、ジョコビッチの勝利に賭けても元返しだ。

しかし若干のチョン・ヒョンにとって、ジョコビッチとの一戦は金では買えない学習の機会になると期待される。昨年メジャー大会で3回の優勝を果たし、圧倒的なテニス皇帝として君臨しているジョコビッチのプレイを通じて、新しく気づかされることも多いはずだ。試合の日程は今後決まることになるが、場所は1万4820席規模のセンターコートであるロッド・レーバー・アリーナが有力視されており、普段は接することのできない超大型コートの雰囲気も楽しむことができる。チョン・ヒョンは「他の上位選手と対戦するときとは、気持ち的に違う。緊張はしているが、学ぶという姿勢で試合に集中したい」と話した。

イ・ヒョンテクは「かえってよかったと思う。絶対勝つとのプレッシャーを超越した相手であるため、冷静に自身のプレイに集中すれば、思いもよらない結果が出るかもしれない」と予想した。大会のホームページや海外の主要メディアは、「ジョコビッチにとって、厳しいドローになった」「韓国の新鋭に注目しなければならない」として、二人の対戦を大きく報道した。



kjs0123@donga.com