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「退去」要請に応じない民主労総委員長、曹溪寺は「メンツ丸つぶれ」と不快感

「退去」要請に応じない民主労総委員長、曹溪寺は「メンツ丸つぶれ」と不快感

Posted December. 07, 2015 07:30,   

曹溪寺(チョゲサ)側の悩みが深まっている。信者の会が要求していた退去期限(6日)になっても全国民主労働組合総連盟(民主労総)のハン・サンギュン委員長が自ら出ていかないでいるからだ。5日の第2次総決起大会後、曹溪宗和諍委員長のトボブ和尚や曹溪寺の関係者は6日未明まで、ハン委員長と面談したが、合意に至らなかった。ハン委員長は平和集会を名分に、6日まで曹溪寺に滞在すると言っててきたが、いざ、自分の去就については明確な立場を明らかにしていないからだ。曹溪寺の関係者は、「トボブ和尚は、平和集会の名分も手にした上、曹溪寺信者の会を含めた国民の前で、6日まで滞在すると約束しており、『私と手を取った名誉に出頭すべきではないか』と説得したが、ハン委員長は労働法改悪への懸念の立場だけを繰り返している」と話した。

曹溪宗の関係者は、「ハン委員長が自ら出頭するという約束を破って、引き続き曹溪寺に隠れることになれば、これまで、不便や苦痛を我慢してもらった信者たちや国民の前で、宗団のメンツは丸つぶれになるだろう」と言い、「ハン委員長が約束を守るようベストを尽くしていきたい」と話した。

曹溪寺信者の会のパク・ジュン副会長は、「6日まで我慢することにしているから、ひとまず、状況を見守りたい」と言い、「ハン委員長が出ていかなければ、内部での議論を通じて、追加対応に乗り出さざるを得ない」と明らかにした。これに先立って、曹溪寺の信者の会は緊急総会を開き、「6日まで我慢しながら待ちたいと思う」という意を明らかにした。

ハン委員長はいつ曹溪寺を離れるかは明らかにしないまま、5日、フェイスブックを通じて、「12月16日の全面スト闘争」への参加を促す書き込みを残しており、今後、闘争を続けていくことを明らかにした。民主労総は6日、ハン委員長の去就と関連して、「(ハン委員長は)曹溪宗和諍委とコミュニケーションを図っているが、まだ最終的判断は下していない」と明らかにした。

警察は、曹溪寺周辺の配置人数を700人余りに増やして、警戒を強化している。ハン委員長の支持、または反対団体の集団行動に備えるためだ。同日、曹溪寺の周辺では、民主労総の組合員とみられる数十人が、曹溪寺への進入を試みたが、警察に食い止められるなど、大小の衝突が後を絶たなかった。



hyuk@donga.com