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国立大学に「総長直選制」の波、忠南大学と慶尚大学も採択

国立大学に「総長直選制」の波、忠南大学と慶尚大学も採択

Posted October. 10, 2015 07:34,   

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全国の国立大学に総長直接選挙制(直選制)の波が打ち寄せている。8月17日釜山(プサン)大学のコ・ヒョンチョル教授が総長直選制の維持と大学民主化を訴えて飛び降り自殺して以来、釜山大学と海洋大学に続き、忠南(チュンナム)大学と慶尚(キョンサン)大学も直選制を採択した。

慶尚南道(キョンサンナムド)の拠点国立大学である慶尚大学(クォン・スンギ総長)は9日、「今月5〜8日に全体教授を対象に書面投票を行った結果、総長直選制を復活させることにした」と明らかにした。今回の書面投票には、投票権を持つ教授(744人)の91.5%(681人)が参加し、83.9%(571人)が直選制に賛成した。教育公務員法第24条は総長選出について、「総長選出委員会」または「教員の合意による方法」の中から大学構成員が選択するように定めている。しかし教育部が総長選出方式と財政支援を連携し、国・公立大学は2012年以降間接選挙制を採択していた。

慶尚大学教授会は今回の書面投票の結果を土台に、14日教授評議会を開き、総長選出特別委員会が作った「総長直選制の規定および施行細則案」を議決し、大学側の意思決定機構である「学務会」と大学構成員全体の議決機構である「大学評議員会」の審議を経て、総長を選出する予定だ。教授会は現在の総長の任期満了を30日後に控える来月15日までに、新任総長を選出することにした。

忠南大学も総長選出方式を決めるための投票で、教授の76.8%が直選制を選択した。教授会側は、今月6〜8日教授全体を対象に行なった投票で、全体875人のうち616人(70.4%)が投票に参加し、このうち473人(76.8%)が直選制を選んだと発表した。教授会の関係者は、「投票の結果を学校側に通知し、直選制を貫いていく」と話した。忠南大学の現総長の任期は来年1月20日までであり、来月20日まで新任総長を選出することになる。江原(カンウォン)大学は今月19、20日、全体教授に直選制復活への意思を問う投票を実施する予定だ。



manman@donga.com