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韓豪2+2閣僚会議、「米国のアジア回帰政策は域内の平和安定に貢献」で一致

韓豪2+2閣僚会議、「米国のアジア回帰政策は域内の平和安定に貢献」で一致

Posted September. 12, 2015 07:20,   

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「両国の閣僚は、米国のアジア再均衡(re-balancing)政策が域内の平和と安定に貢献していることで意見が一致した」

韓国の外交・国防長官が11日、オーストラリアの外交・国防長官と会って、米国のアジア政策を支持した。外交部は同日、オーストラリア・シドニーで第2回韓豪外交・国防(2+2)閣僚会議を開き、共同声明を採択したとし、関連内容を公開した。米国の政策については共同声明の第5項で言及された。

2013年7月の第1回韓豪2+2会議の共同発表文にはなかった米国のアジア再均衡政策に関する内容が今年新たに含まれた。これをめぐっては、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の訪中で韓国の「中国傾倒論」が起こっていることへの反作用という見方が出ている。韓国が中国に傾いているという憂慮を払拭させるための措置だ。

今回の韓豪2+2会議は、朴大統領の中国抗日戦争勝利70年記念行事の出席(3日)後、韓国が米国の同盟国と行う最初の外交安保会議だ。アジア再均衡政策は、米国が欧州に集中する軍事・外交力の中心軸をアジアに移すという意味で、「アジア回帰(pivot to Asia)」とも呼ばれる。オバマ政府の中国牽制政策も含まれている。

今回の共同声明では、「韓米豪3国の国防協力の重要性を再確認し、さらに増大させる機会を模索する」(第15項)という内容が含まれた。共に採択された「韓豪国防・安保協力の青写真」でも強調された韓米豪国防協力は、2013年の会議にはなかった。オーストラリアは、米軍基地を置いて循環配備と訓練をしている。この基地は在韓米軍と同じ米軍太平洋司令部の指揮を受けている。韓半島〜日本〜オーストラリアにつながる軍事防衛ラインで中国を牽制するというのが米国の基本構想だ。米国の対中軍事牽制に韓国が参加すると読み取れる。

これに対して外交部は、「韓国とオーストラリアはいずれも米国と外交・国防(2+2)閣僚会議をしている。両国に共通分母があることを再確認したことを明らかにした」と述べた。