Go to contents

ビートルズの「ブッチャーカバー」など、珍しいアルバム1万枚が一堂に

ビートルズの「ブッチャーカバー」など、珍しいアルバム1万枚が一堂に

Posted May. 20, 2015 07:27,   

한국어

「韓国のアルバム収集界でいったい何があったのでしょうか?最近、変な動きがありますから」

先日から、「韓国の誰かが、なかなか手にできない珍しいアルバムを、世界のいたるところから猛烈に買い集めている」という噂が、日本のアルバム収集家たちの間で出回っている。そして、その変な動きの主人公は、ほかならぬ現代(ヒョンデ)カードであることが分かった。

現代カードは19日、ソウル龍山区梨泰院洞(ヨンサング・イテウォンドン)に音楽をテーマにした「ミュージックライブラリー」をオープンした。ここにはロックやジャズ、ヒップホップ、第三世界の音楽まで、さまざまなジャンルのLP(バイニールレコード)アルバム1万枚余りが展示されている。現代カードが韓国や米国、日本の専門家と一緒に、2年間、世界11ヵ国のレコードショップを歩き回って収集したものだ。入場客らは、LPアルバムを直接ターンテーブルにかけて鑑賞できる。

ビートルズの有名な「ブッチャーカバー(Butcher Cover)」アルバムやローリングストーンズ、レッド・ツェッペリンなどの珍しいアルバム250枚も含まれている。ブッチャーカバーは1966年、米国で発売されたが、ビートルズが肉の塊や切断された人形などを手にして撮影したアルバムカバーの写真が余りにも扇情的だという理由で、全量回収され、世間ではなかなか手にできない珍しいアルバムだ。現代カードの会員は、2人まで無料で入場できる。

ミュージックライブラリーの地下には公演会場「アンダーステージ」がある。合奏室や音楽作業室、ラウンジなどで構成されており、演奏の練習から曲の作業、デモの録音が可能だ。350人を収容できる小規模公演会場もある。アンダーステージのオープン記念で22日から24日まで、キム・チャンワンバンドや歌手の全仁權(チョン・イングォン)、申重鉉(シン・ジュンヒョン)グループが公演する。



minki@donga.com