旧正月休みを控え、宅配各社は非常に忙しい時期を迎えた。旧正月プレゼントの需要が、連休の1〜2週間前に集中するからだ。韓国では大型連休に「民族の大移動」という言葉をよく耳にするが、連休の直前には「プレゼントの大移動」が起こっているわけだ。
さて、そのプレゼントはどこへ送られているのだろうか。SKプラネットはネット・ショッピングモールの「11番街」の配送データを分析し、世宗市を除く全国16市・道別の商品移動ルートを調査した。昨年、秋夕(チュソク=旧暦8月15日の節句、昨年は9月8日)を控えていた8月18日から9月3日までの17日間、同ショッピングモールで取引された340万5456件を対象に、宅配を送った人と受け取った人の住所を分析したものだ。同期間の商品の取引総額は2862億ウォンで、1件当たりの取引額は平均8万4053ウォンだった。
ネット・ショッピングモール上の取引の場合、地域内の取引が全体の91.1%(件数ベース)で、圧倒的に多い。他地域への配送は8.9%に過ぎない。しかしこのような地域外取引を別途に分析すれば、どのような地域が互いに密接につながっているかを推測することができる。プレゼントの移動から見た「韓半島のコネクション指数」と言える。
首都圏の京畿道(キョンギド)と仁川市(インチョンシ)を除き、ソウルから最も多くのプレゼントが送られたのは、江原道(カンウォンド=0.43%)と忠清南道(チュンチョンナムド=0.42%)だった。大邱市(テグシ=0.21%)、光州市(クァンジュシ=0.18%)、蔚山市(ウルサン市=0.12%)、済州道(チェジュド=0.07%)は、ソウル市民から送られた宅配の量が相対的に少ない。一方、ソウルへ最も多くのプレゼントを発送した地域は、忠清南道(0.42%)と釜山市(プサンシ=0.36%)だった。ソウルを基準にした時、1件当たりの平均取引額が最も高かったのは忠清南道→ソウルで、平均25万7092ウォン。その後を次いだのは、平均22万9255ウォンのソウル→全羅北道(チョンラブクド)だった。
6の広域市の中で、ソウルとの取引が最も少ないのは蔚山市だった。慶尚道地域の広域市である釜山市、大邱市、蔚山市のうち、光州市との間でわりと頻繁にプレゼントが発送されたのは釜山だった。忠清道地域と全羅道地域の場合、地域外取引では、ソウル市・京畿道との間で最も多くのプレゼントが送られたことがわかった。一方、慶尚道地域では、釜山市↔大邱市、慶尚北道↔慶尚南道など、圏域内での取引量が首都圏との取引量をはるかに上回った。
SKプラネットの関係者は「慶尚道地域は人口が多く、経済規模も相対的に大きい。今回の調査結果は同地域が首都圏に比較的に依存しない、独立した経済圏域ということを裏付けている」と説明した。
人口(12年統計庁資料ベース)当たりの取引件数が最も多い地域はソウル(8.2%)だった。最も少ないのは済州道(2.8%)で、全国平均は6.7%だった。1件当たりの平均取引額はソウルが11万619ウォンで最高を記録した。その後を次ぎ、済州道が9万2442ウォンで2位、忠清南道が8万9077ウォンで3位になった。






