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世界同時株安の中、中国ファンドだけが好調

世界同時株安の中、中国ファンドだけが好調

Posted October. 20, 2014 10:23,   

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世界的な同時株安となっている中、中国株式市場だけが強気を見せながら、株式型ファンドの中では中国ファンドだけが利益を出している。

金融情報機関のエフエヌガイドによると、16日基準の中国(本土)ファンドの1ヵ月の収益率は1.03%で、20あまりの地域ファンドの中では、唯一「プラス」をマークしている。3ヵ月の収益率も12.08%で最も高かった。中国ファンドの1ヵ月の収益率は、最も成績の悪いロシアファンド(マイナス10.19%)に比べて11ポイントほど高い。日本ファンド(マイナス5.64%)、インドファンド(マイナス2.19%)、北米ファンド(マイナス5.78%)、欧州ファンド(マイナス7.07%)など他の地域に比べても際立つ好成績だ。

中国ファンドが損失を回避できたのは、世界的な景気低迷への懸念が広がっている中でも、中国市場だけが下落を食い止めていたからだ。モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)の地域別指数によると、最近、先進国と新興国は9月の最高値に比べて、それぞれ8.1%、9.9%が下がったが、中国の上海総合指数は0.4%上昇している。とくに下半期に入ってから15.9%も値を上げている。

専門家らは、9月中旬以降、韓国をはじめアジアの新興国から撤退した資金が中国に集中的に流れ込んでいると見ている。とくに上海株式市場と香港市場間のクロス取引を容認している沪港通制度への期待感が、「BUYチャイナ」を煽っている、との見方が出ている。