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セウォル号で乗客の脱出助けて死んだ3人「義死者」に指定

セウォル号で乗客の脱出助けて死んだ3人「義死者」に指定

Posted May. 13, 2014 06:55,   

セウォル号の沈没瞬間、自分を犠牲にして乗客の脱出を助けた故パク・ジヨンさん(22)、キム・ギウンさん(28)、チョン・ヒョンソンさんの3人が義士者に指定された。保健福祉部は12日、「14年度第3次義死傷者審査委員会」を開き、このように決定した。

セウォル号の乗務員のパクさんは、混乱に陥ったセウォル号の中で乗客を安心させながら救命チョッキを配り、救助船に乗るように助けたが、とうとう自分は脱出できなかった。生存者の話から、パクさんは救命チョッキが足りないと、自分が着ていたチョッキをある女子生徒に渡し、「私はあなたたちをみんな救助してから出ていくよ」と話していたことがわかった。

結婚を控えていたセウォル号のアルバイト生のキムさんと事務職乗務員のチョンさんも事故当時、生徒の救助を助けて船内に残っている乗客を助けに入ったところ死亡した。2人は結婚を約束した間だった。

義死者の遺族は補償金(2億291万3000ウォン)、証書など法律に指定された礼遇を受けることになる。遺族には基礎生活保障制度の医療給与の特典を与え、子どもには小中高校の授業費と学用品費が支給される。希望する場合、国立墓地に埋められる資格が与えられ、就業支援、葬式費の支援も行われる。

セウォル号救助活動をしていたところ死亡した民間ダイバーのイ・グァンウクさんに対する義死者指定は次の委員会で決定することにした。福祉部の関係者は、「義死者申請者の南楊州(ナムヤンジュ)市の資料が足りなくて、現在追加資料を要請しておいた状態だ」と説明した。

一方、同日義死傷者審査委員会は、昨年7月、忠清南道泰安(チュンチョンナムド・テアン)の海兵隊キャンプ事故当時、友だちを救うため海に飛び込んだところ命を失ったイ・ジュンヒョン君(当時18歳)と12年仁川(インチョン)ペイント原料倉庫火災当時、2次被害を防ごうとして死亡したオ・パンソクさん(60)、パク・チャンソプさん(54)も義死者に認めた。