13日に上映される映画『官能の法則』は、韓国版「セックス・アンド・ザ・シティ」だ。
年頃の娘をもつシングルマザーのヘヨン(チョ・ミンス)は、恋人とカーセックスを楽しむ。「今日はお腹がちょっと出てるから触って」と言う。主婦、ミヨン(ムン・ソリ)は、夫と1週間に3回が基本だ。夫はプレッシャーでこっそりバイアグラを飲む。放送局プロデューサーのゴールド(オールド)ミス、シネ(オム・ジョンファ)は、甥くらい年の離れた男性とつきあう。放送局の編集室でセックスをし、安いラブホテルに行って皮膚病にかかる。40代の3人の女性は性も愛も熱い。
3日、ソウル鍾路区(チョンノク)のカフェで会ったオム・ジョンファさん(45)に、「年下の男性とつきあう役なので、3人の女優のうち一番幸せですね」と言ったところ、「チョ・ミンス、ムン・ソリがうらやましがった」と答えた。誰の母親、誰の妻でもない堂々としたシングル。年齢も仕事があることも、シネと似ていた。
「働いて(結婚)の時期を逃すところもシネと同じです。シネが言う『食べていくのに忙しい』という台詞に共感しました。養ってくれる人がいないため、自分で稼がなければなりません」。
偶然一夜を過ごした年下の男性はシネに真剣だ。「俺はワンナイト・スタンドはしない」と。しかし、世間の目が2人を割く。「男を愛していながらも送り出さなければならないシーンは胸が痛みました。シネはいつも訪れない未来に備えて生きる人物です。愛よりも仕事が先です。映画を作りながら、『短い人生なのに先の事を恐れて生きなければならないのだろうか』という思いがしました」。
愛は歳月の前にしり込みをする。ヘヨンは大腸がんの手術で人工肛門を身につけることになり、ミヨンの夫は浮気をした。それでも映画はファンタジーだ。1ヵ月に1回もできない、世の中に疲れて愛する余力もない中年の夫婦が増えているのだから。
「とても笑える映画です。最近、ゴールドミスが多いので共感する部分が多いと思います。30代は『愛は存在する』と安心し、40代は『まだ大丈夫』と慰めの言葉を求めます」。
『官能の法則』は、2003年にオム・ジョンファさんが出演した『シングルス』に似ている。『シングルス』は30代の3人の友人(オム・ジョンファ、チャン・ジンヨン・イ・ボムス)のストレートな性と愛の物語だ。2つの映画いずれもクォン・チルイン監督がメガホンを取った。オム・ジョンワさんは、クォン監督を「マッチョ的なロマンチスト」と言う。女心はよく分からなくても、ストレートな愛の物語に関心がある。
「『シングルス』当時、周りからダンス曲をやめてバラードを歌うように言われました。その時は私が年を取ったと思いましたが、今の30代はとても若いです。年取ったと思う瞬間、人生はつまらなくまります」。
オム・ジョンファさんは1993年の映画『風の吹く日は狎鴎亭洞へ行かなくちゃ』でデビューした。『瞳』が収録されたファーストアルバムもこの時に出た。
「トップスターになったことは1度もないと思います。常に『ゆっくり上がってゆっくり降りなさい』という母の言葉を思い出しながら生きてきました。2001年『情愛』の後、2年間オファーがない時は挫折しました。それでも20年の歳月を女優として歌手として生きることができたのは、楽しかったからでしょう」。






