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ヒディンク氏、3月訪朝を推進

Posted January. 24, 2014 08:18,   

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サッカー韓国代表チームの「2002年韓日W杯4強神話」を残したフース・ヒディンク氏(68・写真)が、今年3月頃、北朝鮮を訪問する方向で調整していることが分かった。

複数の政府関係者は23日、「ヒディンク氏側の関係者が訪朝のための諸問題について、最近、韓国政府に相談を持ちかけた」と明らかにした。ヒディンク氏側は最近、ヒディンク財団を通じて、韓国に建設してきた「ドリームフィールド」フットサル休場を北朝鮮に建設する問題や、フットサル試合の開催など、スポーツ交流のための訪朝を検討していることを、韓国政府側に表明しているという。フットサルは、屋内で行う5人制のミニサッカーゲームのこと。

政府関係者は、「最初、ヒディンク氏側は、2月に訪朝しようとしたが、今月中旬にバスケットボール試合を行うために訪朝した、米バスケットボール協会(NBA)の元スター選手、デニス・ロッドマン氏の一連の動きが国際的に批判されると、『訪朝計画を延期したい』という旨を示した」と話した。ロッドマン氏は、北朝鮮で金正恩(キム・ジョンウン)労働党第1書記の誕生祝の曲を歌い、腰を90度曲げて挨拶をしたことが、「北朝鮮の宣伝道具にされた」と批判された。このため、ヒディンク氏側は「状況を見届けてから訪朝を推進したい」という慎重な態度を見せ、訪朝を2月から3月に遅らせることを検討したという。政府は、ヒディンク氏がオランダ人であるため、韓国政府の訪朝許可を必要としないうえ、民間のスポーツ交流のレベルから訪朝を止める理由がないと判断している。

ヒディンク氏は、ヒディンク財団を設立し、国内で視覚障害者のためのドリームフィールド・フットサル球場を建設してきたが、昨年までに浦項(ポハン)、水原(スウォン)、済州(チェジュ)など全国に11球場を建てている。現在、ソウルの徳成(トクソン)女子大学に12番目の球場を建てている。