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李相花、ミスをしても世界新記録

Posted December. 28, 2013 06:00,   

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「今季、完璧なレースは一度だけだったようです」

「氷速女帝」李相花(イ・サンファ、24、ソウル市庁)は、今季国際スケート連盟(ISU)ワールドカップ1〜4次大会で7度のレースに出場して全て金メダルを獲得した。その中で3度も世界記録を更新した。12〜13シーズンまで含めると、今年に入って、4度世界新記録を塗り替えた。

専門家はそのような李相花を「無欠点スケーター」に評価する。しかし、当事者の李相花が選んだ完璧なレースは、先月17日、米ソルトレークシティーで開かれたワールドカップ2次大会の2次レース一度だけだ。李相花は当時、36秒36という世界新記録で最も先に決勝テープを切った。

27日、世界新記録樹立の褒賞金授賞式が開かれたソウル泰陵(テヌン)国際スケート場で会った李相花は、「出発からフィニッシュまで完璧だったレースはそのレースだけだ。残りの試合では若干のミスがあった」と話した。

李相花は先月16日開かれた大会1次レースでも36秒57の記録で優勝した。1日後、自分がその記録を乗り越えたが、当時としては世界新記録だった。

李相花は、「私に最も重要なのは序盤のスタートだ。世界記録は立てたが、1次レースでは2度目のステップから若干のミスがあった。以後、姿勢を整えて無事レースを終えることができた」と振り返った。ミスがあったと告白したレースで、李相花の100メートルの記録は10秒16だった。最も完璧なレースだと自評した2次レースの100メートル記録(10秒09)よりわずか0.07秒遅れただけだ。

大韓スケート連盟のキム・グァンギュ専務は、「李相花には第一歩が中核だ。序盤のレースで若干ミスをしても金メダルには無理がないが、序盤レースから完璧だったら、李相花に勝てる選手はさらにいないだろう」と話した。

今季休まず走ってきた彼女は、最近国内で開かれた全国男女スプリント選手権大会に出場しないで休んだ。来年1月、日本の長野で開かれる世界スプリント選手権大会にも出場しないで、体力補強と体調の調節に励む計画だ。

李相花は、「女子500メートル世界記録保有者という事実に自負心と共に自信を感じる」とし、「大会に出場しないと、感覚が下がるという懸念があるが、そのような時期は過ぎた。体力を維持して感を忘れずに五輪に集中したい」と話した。今年1月、世界新記録で1000万ウォンをもらった李相花は、同日、金載烈(キム・ジェヨル)スケート連盟会長から2000万ウォンの新記録褒賞金をもらった。彼女は笑みを浮かべて、「今日もらった褒賞金も貯蓄する」と話した。